全体練習の直前に合流出来ました。廊下でマエストロに遭遇しまして、正式に入団するかどうかを訊かれました。はて?規約では役員の承認式とあったので、役員が主導で選別するのでは?となりました。(文言は難しい。。。)
で、来年の5月のプラハ公演があるとかないとかを会報で知り「あの、いきなりビビってまして・・・こう見えてかなりの小心者でして・・・」と呟きましたら『あ、あれ、たぶんアカンなると思うわ。』との事。これまた???
で、全体練習、今日はバラード(英語)とブルックナーのテデウム。来月合宿があるのでそこで徹底的にしごかれると思いますが。
・・・と終盤にさしかかったところで、アルトの御姉さんがバッターン!!!と倒れてしまいました。隣にいた人によると、目を開いたままそのまま倒れてしまったのにも関わらず倒れた時の意識が無いというのです、皆が駆け寄ると「大丈夫です」と仰いましたが、なんだかんだでまた廊下で介抱・・・というところ再度倒れられました。
というワケで救急車が来ました・・・ドキドキ。
当り前かもしれないし、そうでないかもしれませんが、女性が10人近く飛び出て手分けして介抱していました。救急隊員に引き渡すまで廊下で色々と。
男性団員はおひとり様子を見に来たかどうか、のような感覚。もちろん役員の方ですが。
で、マエストロはこれまた当り前かどうかわかりませんが、テデウムの歴史背景と、明日のシューベルトの演奏会におけるシューベルトの皆が知らない部分のさわりのご紹介をしていまして、練習は続きました。
私は、超ビビってしまったのですが、私自身も身内も近い人が結構救急のお世話に遭遇する事があるので、不思議なスイッチが入って、スコア片手にマエストロの話を聞きながら、全体の様子を見ながら、それでも廊下の御姉さんの様子を凛とした様子で見ている自分に気付きました。
なぜだか、そのままテデウムの練習を頭から歌う(もう終了時間間際だったので、中止しても良かったと思うのですが、継続する判断でした。←基準がよく解りませんがそうなりました。)というので、
これまたなぜだか解りませんがマエストロの指示に「そんな事いちいち指示受けんでも出来るわい!!!」となってしっかり歌っている自分をも見つけました。どうしてもドイツ語というか発声の都合で、英語の歌もドイツ語なまりになるのが個人的には、オリジナル言語の発音と遠くなるので、気に入らないのですがマエストロがそうせぇ~いうので、そうしまっさ!!!
収穫は、各パートのソロの人達が、招待ではなく団員から選ばれていて、かなり美しい声で歌われる幸せでした。
新人だからと(この歳だけど)声をかけてくれたソプラノソロの御姉さん、芸大出身のプロじゃなくて、市民合唱団のベテランさんだけど、かなり美しい歌声。憧れです。
あの御姉さんに逢いたくて、あの御声を聴きたくて、他のアルトの御姉さん達も玄人好みの素敵な内声をスッ!とピッチぴったりで出しはって、全体の響きに埋もれたくて・・・
でも!倒れた人がいるんやから、なんでああなってんー!!!!!!!
腹圧がかかって個人的には辛かったけれど、想いを大切に歌うといいつつ、現実の疾患には心や行動が寄り添えない、ってどうなのよ!?って、
やっぱり内心憤慨しながら、テデウムのフォルテッシモを『コノヤロー!!!!』って発声しちゃいました。
大変力強い声にはなったと思いますが、こんな気持ちの声は二度と体験したくないでつ。
御姉さん、京大病院に搬送されて行かれました。京大の先生らしいけれど、だから京大に搬送される確率は高いけれど、その後どうなるのかはまったく別次元の話なので、おばあちゃまたちが、
「京大の先生やから、京大に運ばれたし、大丈夫でしょ。」と言った事にまた憤慨しました。
大先生はあの時日赤に運ばれたんだよっ!!!!!
心配・・・とっても心配・・・そう思ったら人の命をリレーして助ける緊張感を体験しているから、普段の練習の緊張なんて、大したことないな、って思えました。
どうかご無事であられますように。(誰か付き添いいったのかなあ・・・)