神宮丸太町の駅前です。
お知り合いになったお姉さんがいたので少し回り道しました(笑)
先週、どこどこで逢った?と声をかけられたんです。
基本引きこもりでやっと最近自分の用事で定期的に外に出始めたので???てなって。
あら?と仰った表情が当日の私には怖く映ってしまったんです。
でも今日は自ら声をかけてみたらお話しをしてくださいました。
オーディションのない合唱団だけれど途中で進度についていけなくて退団するひとが結構いる事とか。
その人も十五年くらいまえにそれでやめられて、なんと!その後個人的にボイトレをして初見も出来るように自己研磨なさって再び入団されたのだとか。
今日は五年前に手術した跡の具合が悪いのか眩暈がして思うように声が出せなくて美しい和声の洪水のブルックナーに没入できなくて寂しかった、と。
お話ししてみれば何の事ない感性が高い人ばかりなんですよね。
昨年の作品はその和声の展開が余りに美し過ぎて歌いながら感極まって泣いてしまわれたのだそうです。
解るな~

なので、こころの病気の事、お話しできました。
奇しくも同じ体験されていたようです。
そのような人に姿勢が良く真面目で一生懸命で声がよく出てる、
とお褒めいただいて凄く嬉しかったです

私は前から書いている通り、早生まれで、親の思うペースとレベルに、運動も勉強も習い事もついていけず、
母には相当ダメ人間のレッテルを貼られて聞くに耐えない酷い言葉を浴び、
父には暴力を振るわれて、
それでも子どもは親に見捨てられたら生きていけませんから、
本当に萎縮しながらも命懸けで顔を立ててビクビクして生きて来ました。
だから劣等生でも素行不良でも平均的でも親に愛されている人をみると今でも混乱します。
でも今日のお姉さんは十三年も再入団に水面下で努力なさっていました。
もしかしたら類は友を呼ぶ、とは本当かもしれない、と思いました。
今日はスコアが音楽記号以外に私にしか解らないような注意書きで真っ黒になりました(笑)
音楽の神様、ありがとう

作曲家さんたち、ありがとう

ご指導くださったり時間をくださるかた、ありがとう

私をひとりのこころある人間として見てくれて、ありがとう

ありがとう
