いや~、本当に勉強になります。
おじいちゃん先生なので、時々「あれれ?」ってトコあるけど、
そんな事よりも断然「そうなんですね!!!」って事の方が多い。
幸せです。
ちょっとしたコツ、経験された事、そこからどう、特に欧州の方に、
日本人の発音の事を思われているか、も御話してくださいました。
そうです、まだ頑張りが足らないようで、ドイツ語の特に子音がちゃんと出せていません。
もちろん旋律は母音で出しますが、それでも次の音の母音に子音が被る時、
最初の音が違うので、自分で自分の音が耳障りです。
本当に反省しきり、です。このブログを書いて、家の事を片づけた後、
今日の指導通りに、また実際に身体に覚えさせ、実際に譜面に書き込んで確認したいと思います。
楽譜には著書の理解の下、日本語訳が載っている訳ですが、
それよりも先生が直接の楽譜の中でひとつひとつ翻訳してくださるので、
それらを繋ぎ合せて、想像して、再びそれらが一音一音に表現されていると思うと、
本当に引き締まる想いです。
クラシックの先生ですが、いえ、クラシックの先生であるからこそ、
『ええですか?楽譜で覚えるんちゃいますよ。音楽で覚えますねん、こんなもん。楽譜の向こうの旋律のそれまた向こうの言葉のそれまた向こう。想像して下さいねぇ。想像力の乏しい人は音楽できませんよ。頼みますよ。はい、もう一度。』と、
そう言いつつも繰り返し、繰り返し、音取りから始まって、ドイツ語の発音とリズムを合わせて、それでパートごとに注意点があって、他のパートの練習の時も音は違うけれど、ドイツの発音は一緒なので、他のパートの皆さんも一緒に発声は邪魔しないまでも、発音は練習しきり、です。
それでもうまくなんか出来ない。まだまだまだまだ練習です。
途中で変な癖というか、いつの間にか喉で歌っている事を自覚して、慌てて丹田意識して、身体を筒に、身体を筒に・・・音を小節ごとに作りこんで変な所に力を入れない、とか。
五感も六感も全てを総動員!!!での練習です。
集中する瞬間。
後半観覧席に座っていたのですが、私はそれでは身体を筒に出来ないので、ホールの中で一人だけ、椅子を畳んで、その上にほぼ中腰というか、立って歌いました。
歌う『姿勢(正しい身体の位置とバランス≒重心をどこにどう取って意識するか)』を取らないと出来ないのです。
とってもとってもとっても素直に先生の仰る通りに身体を使いました。それでも昨夜、息子が冷房の入れ方を私の身体と喉の特徴を理解した上でしてくれなかったので、少々喉風邪をひいてしまっていたり・・・いえ、言い訳かも。
要は喉が痛いんです・・・ダメですね、身体で歌いきれていないという事です。
身体を筒に。パイプオルガンのパイプに。木管楽器の木管に。金管楽器の金管に。
私は楽器そのものになりたいし、そうなる訓練をしたいです。
そうなったら、もし被災地に楽器が無くても、この身体で奏でられる。
いつか、いつか。