感受性が高いのは本人のせいだろうか。
日曜日に京大病院の地下でシルバーのスタッフ三人組の言動にショックを受けた息子君。
翌日の治療にも付き添ってくれて。
で、火曜日にちゃんと学校に行って(本来必要のない登校。かなりの自主的。)、先生と直接コミュニケーションを・・・
と思ったら、門の守衛に止められた。初めてだ、こんな事。
どうやら新しく入ったこれまたシルバー年齢の守衛さん。息子の事は知らないらしい。
で、その時の所作がいけなかった。
まるでとっ捕まえるかのような仕草。別にこちらは悪い事をしてないし、そもそも学校が提案して足を運んだ。つまり、約束はとうに出来てある。
これまでの守衛さんだったら「あ、そうなんですか。じゃあ、お母さんだけ保護者カードお願いします。」だけだったのに今回は本人が止められた。
あってはいけないけど、私も最近京都大学でよくされた。
正門で工事が急ピッチ。そのガードマン、京都大学での仕事ではりきっているのか知らないが、
中年女性以上をよく止める。
以前にこのブログで書いたけれどもどこかの教授とおぼしき退官間近であろう女性を止めた。
「私、ながくここに来るけど、こんな事初めてだわ!」と突然の事にショックを受けられていたようだった。
『私もながいです』とそのガードマン。
ここで認識の違いがある事に気付かれた人は何人おいでだろうか????
この女性教員の「ながい」は、おそらく『永い』に近似されるであろう。
博士課程入学が24歳、定年が65歳・・・となると、40年近く学生指導のために京都大学に来るわけだ。
一方、その工事。始まったのは、半年あるかないか。けれど、採用されたシルバーの人は嬉しいのか、ながい、という。この人のながいはたかだか「長い」で、しかも半年とあらば微妙なところ。
40年と半年、つまり40年と0.5年。
発話してみて、その内容に含まれる語彙が文の流れから、教員だとすぐ推測できるだろうに。
ましてやその女性は、ツーピースを着ていた。今で言うセットアップだ。
本当にショックだったと思う。
息子はそれほどでないかもしれないが、最終学年、つまり3年目に入ろうとしている本人が止められた。
私は「困ったおじいちゃんだなあ・・・」とその場を和ませようとしたが、このところPCのエラー処理や私の病気への心労で寝ていない息子はそう出来る余裕が生まれなかったようだ。
重たい身体を引きずって、なんだか世の中に振り回されて・・・というのは、先ほどの息子の弁。
PCの一件も、京大から貸与されている物品なので、お顔を立てて同期に依頼したが、彼はその状況を自分オリエントだと勘違いしたようだ。
自分のスケジュールを言うように成って来た・・・四捨五入すればもうアラフォーだもんな・・・立派なオッサンだ・・・
一分あればメールは返せる。
長文を速読できる能力などもう既に入っているから、できるはず。
息子は認知されていないと感じ、心が孤立してしまったようだ。
その癖、仕事でもあるのに、勤労じゃ無い。
「・・・・もう、ヤダ!!!!」
スイッチの入った時の息子は違う。
同期である准教授に送ったメール内容を見てみたら、入社して結構経った人の様な文章構築が出来ていた。
おおよそ1000文字のうち、文法上の、助詞の誤りが、1,2か所あったが、全体としてはかなり高度なものとなっていた。
ちゃんと「ご多忙中申し訳ありません」から入り、末尾には「乱文失礼致しました。」まで書いてある。
今時このような文章を大人でさえ書けない人が多数の中、通信制だからと下に、あるいは低く見られる事など決してない内容だ。
『うん、凄くよく書けてる。お世辞じゃ無い。気分を乗らせるためでも無い。お母さんは、ダメなもんはダメとはっきり言うでしょう?これはすこぶる有能な文章だね。だから、このまま准教授の○○くんをccにして、お願いしたい若手の新進気鋭後輩君に直接転送してしまおう。構わない、責任は私が取る。』
さて・・・どうなる事やら。
一方、学校の方は、事情を察し、登校を促してくれた昨日の先生。スキルはゆっくりだけれど、その分息子を待ってくれる。優しい。でも、回答を言ってしまっているのはどうかと思うが、それもこの学校の仕組みだろう。
それで、今日も登校しないか、と声をかけられた。用意していたが時間まで約束すると重圧になるかもしれないので、今朝電話をかけてから決めよう、という話になったのが昨日の最終段階。
しかし、受付の女性教員が、これまた話を聞かないというか理解出来ない人で、息子がやっと信頼を持つようになった先生とのコネクションを、彼女の所作の悪さから切ってしまった。
昨日、同じ空間にいたじゃないか。途中で話に割り込んだじゃないか。とうことは最後まで周りに気を配っていれば、充分、脳に記録される状況だっただろう???
しかし、見事に期待というか、ごもっともなレベルは、いとも簡単に打ち砕かれた。「はいはい~☆」と曖昧な情報だけを出し、当時者がいないのに、確認もしないで、話も途中なのに、受話器をガチャン☆と置いてしまったらしい・・・。
・・・息子は、また、激しく衝突的に心を孤立させてしまった・・・
単なる電話番と思っていないか??? 重要な入り口で、重要な情報操作の立場でもあるのに自覚・・・ないんだろうな・・・
☆まとめます!!!!☆
工事現場のガードマンも、病院地下のシルバーも、高校の守衛も、電話の教員も、同期も、その立場で自分の言動が、受け手にどれだけの影響と矯正を与えてしまうのか、理解仕切れていないままであることが怖くて仕方ない。
それこそ、相対性を、俯瞰を、客観を、理解しないと、どんな言葉も、どんな行動も、一歩が出ないはずなんだ。
これだから論理的でない人の言動は嫌なんだ・・・待たないし。自分の都合ばっかだし。
息子が倒れるのも仕方ない。
やれやれと、私が状況を説明して、直接関わる予定だった教員に、教育倫理観を問うた。
結果は聞きいれてくれ、『どうか○○君(息子の名前)は、次の登校日来て下さい。他の(彼が信頼を構築しつつある)□□先生も、”私も”その日なら長時間確保出来ると言っていました。』とのこと。
でもそれを伝えると息子は憤慨。
「その電話で話した先生、こないだ、土曜日は出張や、って言うてた!!なんで出張みたいな、大事なもの、いきなりなくなるねん!!!仕事気分でしてんの、どっちや!!!」
あららら・・・☆
世の、いい加減な、大人、勘弁してくれ~!!!!
そら、倒れるわ・・・矛盾の程度が酷いもんな~・・・
休ませたところで早番のお姉ちゃん帰宅。
この間に必要なケアのもの、求めに出ないと・・・。
ね! 倒れるのにも、理由があるんだよ。 相手がある事だからね!
だから、発達障害が理由じゃないんだよ。ホントは。
健常と言われている中に入っている本来息子よりコミュニケーションスキルが高いであろうとされている人達が、これだ・・・。
そんな健常、オカシクない????
だから、単位だけとって、関わりたく無い、と心では思っている子ども、多いと思うよ。
困った大人だらけだね(`(エ)´)ノ_彡☆