近所なので、店員さん皆さん顔見知りです。いつものように、挨拶をして、自動ドアを出て、家路を急ぐ・・・
う?
(昆虫の苦手な人はスル―してください)
すると、

ありゃ?
・・・・。
えっと・・・・
やっぱり、ありゃりゃ?

こんなトコで・・・思わずマジで、
『どこいくのん???』って声に出して訊いている私がいました(やっちゃったーо(ж>▽<)y ☆)
じーっ・・・・

右見て左見て、してはる。
えっと・・・・
『やっぱり、どこいくのん???』
『なに、してるのん???』
前に回り込んでみる。

『なあなあ。』
もっと回り込んでみる。

『ほんまに、どこいくん? 危ないで?』
ココまで来ると、もう車の人とかが、変な様子だと私を見てる・・・
(あーあ。やってもたー!苦笑)
そう思いながら、危なっかしくて目が離せない。すると、コンビニからご近所にお住まいとおぼしきおばあさまが登場。
(わ☆ アホなんバレタ!!! 汗) そう思っていると、
「あ、カマキリやねぇ。 珍しいねえ。 保護色になってるんかな?」って声をかけてくれました。
てっきり変な人扱いされると思って怖かったので、嬉しかったです。
『あ。 ホンマですねぇ・・・。 ちょっと茶色い・・・。 えっと・・・カマキリって今の時期でしたっけ・・・?』
「夏ちゃうの?」
『あ、そうなんですか・・・・卵ちゃんとか産むのかなあ・・・』
「どうなんやろね・・・・それにしてもどこから来たんやろうね」
『はい・・・・さっきから、自転車が来る方向にちゃんと向いたり、きょろきょろしてはるんですけど、それでも身体は動いて無くて・・・』
「へ~、向くの!?」
『はい・・・どうも・・・・あ、ほら、今もあっち向いた!』
「うわ~、ホンマやねぇ・・・」
『でも・・・・ここ排水溝やし、このまま道路出たら危ないし、困ったなあ・・・・って思って。』
「・・・優しいんやねぇ~♡」
『え。』(ぽっかーん・・・・)
「・・・・私やったら知らんふりやのに、そうして気付く人初めて見たわ~・・・」
『・・・・(//・_・//)・・・・』
近くに細い細い枯れ枝を見つけたので、それをカマのところに下から宛がったら、捕まってくれた。
『わ、わ、わ、わ。 こ、ここでいいですかね。 それとももっと立派な植木のところがいいですかね。』とコンビニの植木の所に誘導。
「そこでええと思うよ。」
『じゃあ、えっと・・・ここでがんばってね。』とそうっと下ろしたら降りてくれました。
『わー、ホンマに保護色ですねぇ・・・枯れ枝たちと似てますねぇ♪』
で、そんなこんなでおばあさんと少しお話しました。
ホンマにすぐご近所の豪邸!のおばあさまでした。(ビックリ!)
雀の巣立ちの御話も聞いてくださいました。
「まあ、雀の巣立ちってそうなの??」
『はい・・・・練習しているみたいで、親鳥が近くの電線とかで見ているんです。』
「よく気付いたわねぇ!」
『はい・・・人間が近くにいると来ないから、ヒナちゃんをそうっと置いてあげて、離れてそうっと見ていると、そのうち親鳥が降りて来るんですぅ・・・』
「初めて知ったわ~♪ そうなの~♪ ありがとう~♪」
なぜか喜んでくれました。
『あ、いえ・・・(//・_・//) さ、さようなら~♡』
ってお別れしました。
なんだか、ちょっと、嬉しかったです。
怪訝なお顔される事ばかりだったから・・・・
かまきりん、は、昔、知らなくて、枯れ枝の塊を持って帰って、玄関のたなに使っていない一輪ざしの花瓶に挿しておいたら、翌日、ちっちゃなちっちゃなかまきりんの大群が家に現れて、
とってもとってもとっても母親に叱られた人でつ(*゚.゚)ゞ
こわかったな~・・・すっごく叱られた。
おともだちになりたかったり、ふしぎなものをお家に持って帰って来ちゃうから、すっごく怒られたし、叱られた。
それ、大学生とか社会人でやったから、本当に呆れられて。
今となっては、自閉だったんなら、自分では解せるんだけど、今ごろの季節だったから、怖かった想い出しかない(*v.v)。
だから、今朝は、ちょっと嬉しかった・・・家を出るまでにずっと怒られてた心のチクチク、
ちょっとだけ、ちょっとだけ、見えない絆創膏、貼れた気がした。
♪かまきりんりん♪