ほんまゴメンナサイ!!! | ♪よこしま☆ちゃんの日常♪

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~ ゆるゆる生きる ~

京大ウェルネス研究会というところに出展しました・・・・

が。

こんな事、たぶん書かんでもええやろうに、書いてしまうところが、私の生きることが不器用な部分です。

結論から言います。

持って行った、最新の、魂が籠ったデッサンではなく、

去年(自分の中では今を生きていない)の、パステルアートの体験で、パステルアートの先生の真似をしたと言っても過言では無い、それが、発色が美しかったらしく、ただ、それだけの理由で、

立派な額縁を充てがっていただいて、陳列されています。無残です。無念です。


描く過程において、生の命としっかり対峙したのは、昨日アップした秋桜とその蕾のデッサンです。

最近の消しゴムで抜く手法ではなく、ただ黒鉛を紙に乗せる、という事に拘って濃淡を付けました。

デッサンの基礎ちゅうの基礎。基本ちゅうの基本。

メインはガン患者さんが、作品を作られます。ご家族様の拠り所でもあります。

もちろん私が描いた絵には違いないので、単なる好みの問題なので、それが気に入って下さったら、それはそれでいいのですけれど、

自分の本心とは余りにも乖離していたので、苦しかったのです。

『簡単で、見栄えがよいもの』

殆どがそれなんだ・・・と思ったら、悲しくなったのです。

もう、心のバランスが取れなくなりました。

例えば、今、私がアトリエで描かせて頂いている日本画。確かに模写という勉強です。

けれど、そのお手本も、抽象画といいますか、すぐそこに対象物が無く、『日本画で芙蓉はこう描くもの=形式』に則っている題材の場合があります。

そのような時は、私は描けなくなります。そこそこ写し取ることなど簡単です。でもそこに魂というか命というか息吹が入らない。

ふ、と、外に出て、スズメと戯れて、あちこち散歩して、芙蓉にも色んな芙蓉があって、それぞれ花弁の葉脈にも「顔」があるんだ・・・と知って、

それからまた模写に戻って、オリジナルで描き込んで行きます。それが私の絵の描き方です。

もし、模写のまま、色だけ変えて、それでうまくいったからといって、それを額縁に入れて、私の名前を入れて、人様に公開したら、それはオカシナ話でしょう???

私がそこに居ないんです。それを評価された事は、なんだか捻じれているというか、やっぱり違和感があるのです。

堕ち込む私を目にしたスタッフのおばあちゃま方は、「描けているわよ」と口々に慰めてくれました。

違うんです。上手く描けたかどうかなんて、訓練していれば当り前なんです。ある程度は描けるんです。

私の描いた、魂は、みなさんに届かなかった。寸分も。展示作業をしている時に、

『あの~・・・私の真っ黒な絵(一番魂が籠った蕾と対峙した時間の証拠であるそれ)は、どこでしょうか・・・』

「あら?どこかしら・・・えっと額縁を選んでいる間にどこかに・・・出てくると思うわ。」

コピーとっといて良かった・・・

何だか魂が、命が、粗末に扱われた様で、悲しかったです。

あの絵に関しては、私の分身です。蕾の分身です。とってもとっても心が痛いです。


どうにもならなくなって、アトリエの先生(京都市立芸大卒のプロの銅版画家さんです。)に、懇願しました。

パソコンに添付して送りました。

そのような皆さん、何万人に慰めていただくより、先生にダメだしを頂いた方がまだ受け容れられます。

先生は、『その感性が解る人、ごく少ないですからね・・・』とおっしゃいました。

「え。え?そうなんですか?」と驚きました。

例えば、今日の展示の中で、人形の着物の原画を描かれる人がいます。

今日の作品はひときわ緑が綺麗。伺うと、やっぱり顔料を使っていらっしゃいました。

水彩絵の具とかではありません。顔料です。専門の。それで発色が違います。

人様に見せるなら、と着けたパステルの粉の元は、京色パステルです。和の色。

スタッフさん誰も気付きません・・・

ゴメンナサイ、私は・・・この落差を受け容れられる程、心がタフではないようです。

私は専門家にはなれても、プロ(それである程度レンジを広く取って対応してそれで食う)にはなれないと痛感しました。

苦しいのに耐えられなくて、こうして吐露しました。ゴメンナサイ・・・

あのコミュニティには、入れないです・・・心や魂や命を粗暴にされるから。

ゴメンナサイ・・・

慰められた分だけ、傷つきました。息子も同様です。それ、一年前のもの。

申し訳に展示していただいた方が傷つきます。

二人で先生のところへ相談しにいく予定です。

・・・描く過程に命を注いでいます。

出来あがってしまったら、過程を楽しめないので、なんだか寂しいし、それに評価がついて、独り歩きするので、もっと誤解されたりして苦しいです。

それで人さまが楽しんでいらっしゃるなら、どんな解釈にも何も言えません。

言えない分だけ、何かが鬱積して行きます。

同じ測られるなら、私は専門家に測られたい。

「納得」ですものね、自分への。

ちょーっと、ていうか、かなり、ダメージを受けたので、寝込む事にします。

息子は先に倒れました。

心へのダメージ。

感度が高いのも、なかなか・・・ホント、なかなか・・・コントロールの外なので。

・・・ゴメンナサイ・・・