いきなりですが、引用します。(東京書籍「新編国語総合」pp.178-180,ll.4"自己基準と他者基準"鈴木孝夫:著)
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雨上がりの空に、美しい虹がかかるのを見たことがない人はまずいないでしょう。ところで虹には幾つ色があるのか知っていますか。もちろん七ですね。あなた方の中には、赤橙黄緑青藍紫と色の順序まで覚えている人もあるかと思います。
さて外国の虹はどうでしょう。近頃は海外旅行が盛んですから、パリやハワイで異国の虹を見たという方もあると思いますが、幾つ色がありましたか。恐らく皆さんの答えは、ばかばかしい、自然現象だもの、どこだって七に決まっているじゃないか、でしょう。
ところがそうではないのです。例えばドイツ人にきいてみてください。五色だと言います。イギリス人やアメリカ人のような英語を使う人々は、六と言う人が多いと思います。でも七だと言う人もなくはありません。中には知らないとか、数えたことがないとか、いや無限じゃないかなど答える人もいます。トルコ人やポーランド人にきいてみますと、ほとんどの人がよく知らないと言います。ところがフランスの人は、日本人と同じく誰にきいても、即座に七つと返事します。これはどうしたことでしょうか。
虹は空中の水滴が太陽の光線に対してプリズムのはらたきをして、太陽光線をそれぞれ異なった波長の光に分解してできた色彩の帯(輪)です。そこには人間の肉眼で見える波長の最も長い赤の光から、反対に最も短い紫まで、異なる波長の光(色)がずうっと切れ目なく連続しているのですから、本当は色の数を七とか五とか数えることができないものなのです。それを特定の数に区切って、虹には色が七つある、いや五つあるというぐあいに言うのは、見る人々の使う言語の習慣、つまり特定の文化によって決定される解釈にすぎないのです。
日本では虹は昔から七色と決まっており、親子代々この知識が伝わり、そのことが絵本や辞書にも示されているために、日本人ならばいつの間にか虹は七色だと覚え、しかもそれが客観的な事実だと思い込むようになるのです。
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偶然ダーダさんが、スピリチュアルと医事指導とメンタルヘルスマネジメントと生活心理学の観点から、総合的に娘さんとの関わりを再考なさった、大変興味の持てる深い話がありました。
私も『え!?虹って七色だと答える人が国を問わず殆どじゃないの???』って思っていました事をここにカミングアウトします^^;
とっても日本人で、とっても文化的価値観を、これでも刷り込まれていたんですね~・・・
まだまだ客観的じゃないですね~・・・先入観、って自分も必ず持っているんだ・・・と、真摯に律して向き合わないとイケナイな、って改めて思いました。
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雨上がりの空に、美しい虹がかかるのを見たことがない人はまずいないでしょう。ところで虹には幾つ色があるのか知っていますか。もちろん七ですね。あなた方の中には、赤橙黄緑青藍紫と色の順序まで覚えている人もあるかと思います。
さて外国の虹はどうでしょう。近頃は海外旅行が盛んですから、パリやハワイで異国の虹を見たという方もあると思いますが、幾つ色がありましたか。恐らく皆さんの答えは、ばかばかしい、自然現象だもの、どこだって七に決まっているじゃないか、でしょう。
ところがそうではないのです。例えばドイツ人にきいてみてください。五色だと言います。イギリス人やアメリカ人のような英語を使う人々は、六と言う人が多いと思います。でも七だと言う人もなくはありません。中には知らないとか、数えたことがないとか、いや無限じゃないかなど答える人もいます。トルコ人やポーランド人にきいてみますと、ほとんどの人がよく知らないと言います。ところがフランスの人は、日本人と同じく誰にきいても、即座に七つと返事します。これはどうしたことでしょうか。
虹は空中の水滴が太陽の光線に対してプリズムのはらたきをして、太陽光線をそれぞれ異なった波長の光に分解してできた色彩の帯(輪)です。そこには人間の肉眼で見える波長の最も長い赤の光から、反対に最も短い紫まで、異なる波長の光(色)がずうっと切れ目なく連続しているのですから、本当は色の数を七とか五とか数えることができないものなのです。それを特定の数に区切って、虹には色が七つある、いや五つあるというぐあいに言うのは、見る人々の使う言語の習慣、つまり特定の文化によって決定される解釈にすぎないのです。
日本では虹は昔から七色と決まっており、親子代々この知識が伝わり、そのことが絵本や辞書にも示されているために、日本人ならばいつの間にか虹は七色だと覚え、しかもそれが客観的な事実だと思い込むようになるのです。
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偶然ダーダさんが、スピリチュアルと医事指導とメンタルヘルスマネジメントと生活心理学の観点から、総合的に娘さんとの関わりを再考なさった、大変興味の持てる深い話がありました。
私も『え!?虹って七色だと答える人が国を問わず殆どじゃないの???』って思っていました事をここにカミングアウトします^^;
とっても日本人で、とっても文化的価値観を、これでも刷り込まれていたんですね~・・・
まだまだ客観的じゃないですね~・・・先入観、って自分も必ず持っているんだ・・・と、真摯に律して向き合わないとイケナイな、って改めて思いました。