こないだの続きです~♪ 突然描きたくなりました。 絵の中に入っていきたくなりました。

真紅の椿に描き替えたくもなったのですが、枝ぶりからして変わってしまうであろうと思ったので、

そのまま芙蓉で行くことにしました。ついオリジナルにしちゃうので、

「模写する練習」「恒常性を保つ練習」をしてみたくもありました。

前回と同様、色鉛筆を使っていたのですが、どうしても求めている色が出なくて、もどかしくて、もどかしくて。

一色を決めるのに、候補の色を10本~20本取って、云々しているので、水彩絵の具を使ってみますか? との先生の御提案。 



え。いいんですか?




この真ん中の芯の部分、ポスターカラーの白で、その筋からすると、迷いなくひと筆で描かねばなりません。

『えー、怖い怖い!!!』とビビりの私。

「でも、描けると、かなり自信がつきますよ。ま、深呼吸でもして集中してください。」

・・・しばし、時間を・・・

ふ~・・・

すぅ~・・・

は~・・・

すぅ~・・・

覚悟を決めて、(それでもビビりは止まりませんが^^;)

一本の線をすーっ・・・・

『描けたーーーー!!!о(ж>▽<)y ☆』





そうしてよく視ると、芙蓉の花弁にほっそいほっそい筋が入っています。

輪郭が3ミリくらいなので、0.1あるかないか・・・

持たせていただいたのが、この、面相という筆。




先生の御友達の中津さんの筆です。この面相の拘りは、その毛の長さ。芯に隠れてしまって解りませんが、奥の奥の方まで毛があります。

だから、絵具が途中で切れません。すーっ!と描ききれます。

最初は、この細すぎる線を描くのに、ビビりまくりでしたが、

いくら練習しても本作に描きこむのに、ビビりまくりは治まりませんが、

それでも描いて行くうちに、自分の手の使い方と、筆の運びが解ってきて、

線が増えて行くたび、嬉しくて、楽しくて♪


まだ、出来る事があるかもしれない・・・それが嬉しかったです。

微細な世界に没入して行く事を、ずっと奇異な目で見られていました。

食えないと、ずっと、否定されました。

音楽も諦めました。


それで、年齢もあり、諦める事が多かったのですが、

おそるおそるやってみたら、できちゃった☆

あの日出来なかった事が、特別何か専門的な訓練をしたわけでもなく、

出来ちゃった☆


横で、別の作業で集中していた息子が、ふと顔をあげ、おもむろに、

『・・・描けてるやん、線。』

と。

一本の線を求めて、ずっとずっと描いている息子にそう言ってもらえてうれしかったです。

子どもちゃんを看にいっていた先生が戻って来られた時、開口一番息子が、

『お母さん、って、初めてやのに、何でもココまですぐ出来るんです。

呑みこみ速い人やねんな~・・・』

え☆

ちょ、ちょっと、(///∇//) いや、結構嬉しい・・・

小さいころの私に聞かせてあげたかった・・・☆

40年近く聴いていなかった言葉。


ひとつの花、ひとつの花弁、ひとつの線。

部分集合が完遂した時、ちょうど集中力も切れました。

でも、深く深く、絵の中に入っていけた時間でした。

幸せだった~ミルク入りだな

未だ未だですけれど、

続きが進むたびに、ブログスキンに採用したいと思います。

下手っぴですけれど、ご容赦下さい。

これが、等身大の私です(〃∇〃)