ひとりで帰れないというので職員室で待機。
素敵な本を借りました。

お~、以前購入してあげた結局二人に使って貰えなかった本(苦笑)

待っている間に私がやります(笑)
私だって数学全部覚えている訳じゃないし、不得意単元もあります。
何より小学生の頃、算数が出来なくて、算盤が出来る母に人格否定くらい毎日叱られて、
いつかお母さんに叱られなくなりたい、出来るようになったら叱られないだろうし、もっと出来るようになったらちょっとくらい『頑張ったね』って言ってくれるかもしれない…
と算数より数学にこだわりました。
偏差値だけでいうと化学が断トツで大学受験時には70近くありました。
薬学部の話もありましたが、数学出題範囲がⅡ+B迄だった事、
何より動物実験…ラットちゃんに痛い事をするなんて死んでも出来なかったから試験当日動けなくなって、これまた母親に大目玉いただきました。
今でも母には何も言ってもらっていません。
そればかりか思うようにならないと『何よ、ちょっと京大に行ったから、って』ってガチャンとかけてきた電話を切っちゃいます。
解らないから解るようになりたくて、数式が解ったら言語は通じなくても、
世界中の数理の人と通訳無しで話せるので、
私は解るようになりたいんです。
お友達いないから。
『お前なんて誰も相手にしてくれるか』の親からの言葉という刃が、未だ深く深く、心臓近くに刺さったままです。
素人が抜けません。抜かずにそのまま専門医へ。鉄則です。
授業中の職員室は静かです。作業する無機質な音と木々で歌う野鳥の声だけ。
さ、数学の世界へ旅して来ます。荒海の航海だけど、私は入らずにはいられない。
ずっとそんな人生でしょう。
ではまた。