なんだかんだで、どうにか帰って来ました~。
何度も何度も何年も探し続けてきた意思の疎通。
ようやく糸口が。
今年度から医学部は六回生に加え五回生も七月まで順次、臨床(外来患者や入院患者を診る)研修に入るのだそう。
五回生、六回生と言えば、23~24歳?未だ子ども。春になりゃ浮かれ、集団になりゃ、騒ぎ…
しかし医学を志す道に入って一般の人と同じ浮かれ具合では、特に京都大学の医学生の素行としてどうなのか、と、教官でもある担当医は、
最近の若い学生に対して奇しくも様子見だったようです。
さすがにその浮かれ度合いが低俗なら、国費で運営しており、尚且つ最先端の医者でありながらも、患者さんの気持ちを重んじる立場であるのだから、
若いとか、学生とかといった甘えが許されない場所である事も事実…
とまあこうかくと堅苦しいですが、事実なので、連休明けて未だ浮かれていたりしたら、
厳しい指導が待っている事でしょう。
…てな話をしたり、
まあ、カンファレンスのようなスタンスで診察というより、教育というか、人材育成というか、そんな立場では担当医とは同志みたいなもんですから、
医学部ではどうされているんですか?
など、色んな意味である程度有名な大学の教官として、現役の医師として、どういう仕事の仕方や、どういう考え方や、どういう生き方を模索しておられ、人生の後輩に継承しようとしているか、
そこにジェンダーなどの社会的問題が絡まって来たときにどう対処なさるのか、
診察というよりまさに議論のお相手をしていただいてきました。
お医者さんなので、高水準の数理の概念もご理解いただけます。
今日は数理でいうところの独立や従属といった、私が育つ上で獲得した専門語彙を遠慮無く使う事が出来たので、
随分とストレスが発散できました~♪
私は数理でいう独立指向なので、その概念を説明しなくても既知である人とお話しするのは本当に楽です♪
別に担当医と友達でも知り合いでもありません。
診察で交わされた語彙や思考や概念データから、医学的アプローチに落とし込みをするときに、
必ず臨床心理や発達や認知を経由します。
私はそれを経由して工学あるいは理学のアプローチに変換するのですが、
経由する分野はかなり近いので、相互理解が他の人と話すよりかなりストレスがありません。
まあ、今日の診察はそんなところでしょうか。
出向先で学ぶ事がたくさんある、みたいなもんで、適切な回答を担当医からいただける質問文章構成が出来、
議論に発展した時は、純粋に質問構成力がある程度保てていられている事に感謝できますし、
それに応えてくださった時には本当に幸せです。
だって、担当医に育成者としての見解をお伺いできる機会、って、
普通と言われるルートであれば、京都大学医学部に合格して国家試験を得て、それから医学研究科の院生にならないと叶わないんですよ?

そんな有難い診察で質問しないで知識を享受しないでいるなんて、いかに機会が稀有であるかを鑑みた時に、とんでもない失礼な事だと解らず、だだっこ患者さんもいっぱいいます。
今日はひとり前の患者がどこかの学部(おそらく人文学系統)で、論文の下書きをパソコンで書いている人でよかった~

