神経性の腹痛。 ちゃんと調べて貰ってないけれど、すぐに潰瘍ができるので、潰瘍性のそれの可能性も大いにあります。
表層性胃腸炎はいつものこと。胃酸が噴水のように出ます。胃カメラ飲んだときお医者さんがビックリしていました。「わー、大根おろしですったみたいになってるやんかー!そら、お白湯飲んでも痛くてしゃあないやろ。癌化したらアカンから熱心にみとくな!」
それは有難いけど、擦り剥け状態の胃壁をツンツン調べる。軽い麻酔が効いているのは喉を内視鏡が通るのに抵抗を無くすためと胃の動きを止めるため。
痛い、っちゅーに!!!
ツンツン=ぎえーーーーーーーーー(声に出せず)
ツンツン=涙出る出る
修士論文締め切りの2週間ほど前の事でした。PMSが重なって過食嘔吐の時に吐血もしてしまったんですね。女性は月経で多少のそれは驚きませんが知識としてマロリー・ワイス症候群http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%B9%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4を持って居たので、
子ども達を保育園に送り出した後、急いで病院に飛びこみました。30代前半では似た症状に胃がんがあって、それはとても進行がはやいからと、すぐに検査につぐ検査。
結果、ストレス性のそれだったのですが、薬を飲みつつ修士論文や公聴会、意地悪な(どこのオバサンが何を間違えて入学してん・・・な雰囲気がまん延していました。)先生たちの執拗な回答が難しい攻撃に耐えました。
幸い、制度を熟知し、私は直接学外のその業界では神さまのような先生にお逢いする事ができました。その先生が副査になってくださり、その先生がわざわざ足を運んでくださって、そうしたら、厳しい先生達は一斉に口をつぐんだんです。
愚かというか滑稽でした。
それでも進学したのは純粋に学問が好きで、その先を視に行きたかったからです。どんな素敵な世界があるのだろう(あくまで学術)。
それ故に大学や学会や、いろんな政治的なそれにはとんと疎く、有名大学ともなれば、巻き込まれたとしても、自分を護る術なんでありもしなかった。
私はただ、不思議を楽しみたかったんです。どうしてかなー、どうしてかなー、って考えると、あるひ突然閃いて、それでもだめで、やっぱりどうしてかなー、なんでかなー、なにがいけないのかなー、ってすると、ひょんな意外な事で解決できたりする。
その時は宙に浮いたような、きつねにつままれたような、「へ?これでええの?ほんま?」みたいな感覚です。
誰が見ていなくてもずっと考えていた人に、学問の神様が一滴ポーションを落としてくれるような感覚。
それが幸せで一般の人からすると苦難の道をずんずん入っていってしまったのでした。
そうですね~・・・糺ノ森のうっそうとした背の高い木々の間からかろうじて漏れる光の細い帯にも似てるかな・・・
研究していてそんな感覚に包まれている時は至福の状態です。時間も何も感じない。ただ感覚のみ。
私はそんな世界に埋もれたい・・・
やっと言葉になりました・・・