今夜のNEWS・WEBという番組にて、
NHKアナウンサーが『逆に』を適切に使っていないように思いました。
ことばのプロフェッショナルなのですから、
せめて適正に使用していただきたいです。
『…としますと…』や、
逆に、ではなく、
『裏を返すと…』や、
『あるいは…』など、
あるかと思います。
残念です。
アナウンス研修で、先輩アナウンサーがそのように教えたのですか?
違うと思いますよ。
数多のアナウンサーになりたくて努力している人や、
世の中を斬るように社会的に伝えたい人の、
代表のような職業です。
プロフェッショナルということは、
決して流行りである造語の『逆に』を多用することではないと考えます。
内容を意味的に理解する時、
正に逆の意見や質問構成が続くのなら、
それはかまいませんが、
逆でもないのに『逆に』はどうかと考えますし、
情報環境研究者といえば、
遠縁の遠縁の遠縁…ほどになると思いますが、
研究者もことばを使う職業なので、
テレビに出演しているなら尚の事、
意識をなさってください。
仮にも国営放送です。
先日もシミュレーションをシュミレーションとナレーションしていました。
今のところNHKからの回答はありません。
プロフェッショナルとは技術は大前提、
さらにどうであるか?
なのだと私は捉えています。
それを生業とするのだから、
名乗るのだから、
ある水準は満たしていただいてないと、
まさに口先だけに映ります。
素人に指摘されて、
恥ずかしくないですか。
研究者の方も、論文に『逆に』とは書かないでしょう。
ここはブログなので普段は面白可笑しく書いていますが、
自分をプロフェッショナルだと認知している人に、
私は容赦はありません。
お金をいただく(稼ぐ)ということは、
そういう事だと私は捉えています。
番組をテレビ放送にしないで、
それこそインターネット番組にすればよろしいかと。
少し前は放送と通信の融合という方向性だったのですが、
いざ現実になると交通整理が必要なようで、
何だか本末転倒といいますか、
せっかく研究費を使っているのに、
それこそ『逆に』向かって行ってる気がします。
パラドックスなのかエントロピーなのか…
おそらく限りなくエントロピーですね。
最早、アナウンサーさえも、
正しいことばの使い方ができなくなりましたか…
平成26年1月23日になりました…
どうなっていくんでしょうかね。
何をしているのでしょうか…
私は人間は傲慢になってはよろしくないので、
平素からさほど賢くないと考えるようにしていますが、
それは裏を返せば人間への期待、言い換えると、
人間が努力するための希望を失わないで欲しいという、
強い、祷りにも似た、願いとしての、
『さりとて、そこまで人間は本当に愚者になっていくことに気付かないものなのか?』
とこころでずっと問い掛けています。
そのような欲は(これを欲と呼ぶのなら)、
持ち続けていきたいです。
そのためにも快復を。
メンタルトレーニング出来るようになりたいです!
(着地点、此処になりましたー



