前に書いたと思うけど、伯母は新婚早々ご主人を会社の事故で突然喪いました。
年明けには待望の初めての子どもが生まれる予定でした。
突然この世を去らなければならなかった伯父は何かを思ったり遺したりの余裕は一瞬も与えられませんでした。
身重で葬儀を出した伯母、突然産気づきました。そう精神的ショックからです。
従兄は12/22仮死状態で生まれて来てしまいました。
哀しすぎて心がフリーズしていた伯母もさすがに、
『もし神さん仏さんがいるならこの子まで連れていかんとってくれ!』と感情を顕にしたそうです。
かくして伯母は24歳の未亡人となりました。
村に残り仕事も内職も、そして村で身寄りが無い人達を看取って来た人です。
最初からしっかりしている人なんていません。過酷な運命がそうさせたのです。
自殺で従兄を喪った義理の従姉も子どもを二人抱えてお母さんしています。
こんかい末期癌が見つかった従姉は一番上の伯母の娘、母来関係がうまくいっていませんでした。
いくらうまく行かなくても母親が娘を生んでおきながら毛嫌いするとは私は理解できません。
お従姉ちゃんは流石に調子が悪くなって病院に行きましたが、もう手の施し様が無かったそうです。
それでもお従姉ちゃんは身内への連絡を拒んでいたそうです。
実の母親に嫌いだと言われた言葉が突き刺さったまま、ひっそりとひとりでその時は旅立とうと思い詰めていたのでしょう。
それでも病気が病気ですからそういう訳には行きません。
すると従姉はその伯母の連絡先だけを告げたそうです。
親でもきょうだいでもない伯母の連絡先を。
やっと頑なだった生き方の胸の内を不思議がる医者に吐露したら医者は泣いていたそうです。
私もぼうっとした頭で伯母に電話しました。
伯母は解っていました。私も母に辛く当たられて来たので、
帰るところが無いと覚悟している事を。
明日しっかり病院に行くように諭してくれました。
そして従姉への覚悟をも諭されました。
私は自分の障害や運命と向き合いながら、適応障害の娘と発達障害の母親を命をかけてしています。
どんな子どもも罪はない。
書けてますか?
少しばかり飲みすぎました。明日お医者さんに叱られて来ます。