南の御隣、空き家なんですよ。持ち主さんが御高齢で、しかもお身内が遠方で。

鬱蒼と茂りに茂った木が数本。すくすくと育ち過ぎて、どうなるんだろう…他人の土地だから入れないし…物騒だし…と御近所のおばあちゃまがた。

そして昨日、連絡先を御存知のそのまたお隣のオジサンが一級建築士さんなんだけど、連絡を取って許可を取って下さって、一日でお庭を整備されちゃいました。

陽の光が入って来るよ~きらきらこの時期、太陽の光はセロトニンを出すのに、まさに私にとっては健常の人より遥かに大切な光。

正直酷暑だったので、この木が助けてくれました。日陰になってくれました。けれどこれからはやわらかくおだやかな大切な冬の光が必要です。有難い、有難い。

お洗濯物干そうとしたら、ニャンコちゃんが早速日向ぼっこしていました。このあたりののらちゃん、ボランティアで御寺の住職さんが避妊手術をして、目印をつけてニャンコちゃんを放っています。

いつも顔を見ては逃げちゃうけど、そのライフスタイルからすると、人に懐かない方がいいのだとか。

人になついているニャンコちゃんの方が、すりすり未だ何もこちらがアクションを起こしていないうちから寄って来て、餌をねだる。そのうち図々しくなる。変にてなづけないほうがいい、というのがおばあちゃまから教えて頂いた事。

またある時は飼い主さんが御高齢で亡くなってしまって、ニャンコちゃんの新しいお家を皆で探す日もありました。

前に住んでいたのはマンションで、京都では高い位置から街を眺められたのでそれなりに気分が良かったのですが、病院のもっと近くだったので、毎日救急車のサイレンを大きく聴き、センター試験の前には、しっかり誰かがプレッシャーから解放されたいのか大学にボヤ騒ぎを出し、その消防車のサイレンが鳴り・・・

まさに闘う家でした。

もっと黒谷さん(金戒光明寺)の近くに来て、細い路地を入った場所にしました。そう隣が空き家だから人が寄りつかなかったんですね。

住み易いとは決して言えません。すぐスズメバチが隣の空き家の軒先に巣を作ってしまって大変でした。でも、それが切っ掛けでご近所さんと顔見知りになりました。

大変だからこそ、顔見知りになるんだなぁ、と思いました。

爽やかな秋の日。観光の皆さんで有名どころはごった返しているんだろうけれど、それこそ黒谷さんから参道伝いに裏門を出たら真如堂さんだし、子どもはそんな有名だとか歴史的建造物だとか知らずに、子どもの頃から境内でかくれんぼとか鬼ごっことかさせてもらったし・・・

・・・ちょっと風に当たってこようかな、って思いました。色々お母さん、することが山積しているので、気分転換、という事で。

地域がリアルな日本画になる京都、有難くお散歩させていただこうかな、って思います。

みなさまにおかれましても、素敵な一日になられますよう・・・ハート♪