・・・そうなんです、亡くなった父の誕生日です。
金木犀の香りが漂ってくる頃、生まれたんだそうです。
生きていたら今ごろ何歳になっているんだ、っけ・・・
実家にお花を贈っているんだけど、去年の父ちゃんの誕生日以降、
色んな事がありすぎて、今年は出来ずにいて。
いつも父の事を想ってくださっている人にも申し訳なくて。
・・・ダメだ、最近、泣きっぱなし・・・(///∇//)
天に昇る煙を見たとき、
色んな想いで見送りました・・・
おばあちゃんは、末の父が4歳の時に、亡くなってしまって、
その父を遺して旅立たなければならなかった時、
どんな想いでいたのだろう、とか、
若くして両親を亡くした、苦労ばっかりで波乱万丈の父は、
どんな想いで旅立ったのだろう、とか、
考えながら、昇って行くそれを見つめるしかありませんでした・・・
不思議と今の方が、悲しく淋しい時があります。
父は私が泣くと叱るから、泣いたら言いたい事があっても声が潰れて伝わらないから、
どんな事があっても泣くな、と、育てられました。
だから、ただ泣いてみたかったな・・・全力で甘えて。
御蔭さまで、可愛げのないお母さんになってしまったかも・・・
大きい吐息を、受け止めてもらいたかったし、
ただそうっと泣かせて欲しかった。
そのまま寝入ってしまうのを、見守ってて欲しかった。
今生では出来なかったね・・・
不思議な御縁だったね・・・父ちゃん・・・
あっちで、また、馬鹿なことして、お姉ちゃんと飲んで楽しんで仕事している?
・・・だったら、いいけど

金木犀が薫る頃・・・・