
今となっては「なぁ~んだ☆」って感じだけど、悩んでいる最中っていうのは本当に苦しいからね・・・(^▽^;)
この場合は、①頂点をAとして解法を狙ってしまっていた事②アプローチを厳密に思い出し切れなかった事③見た目を重く受け止めてしまって囚われてしまい平行六面体に拘ってしまった事、
・・・が問題でした・・・スミマセ~ン(^▽^;)
ウンウン解いている間に(特に図形は)転置させたり逆にしたり色々試すんだけど、そうしているうちにこんがらがっちゃって(^▽^;)で、ふと、
『あれ?これ平行六面体だけど、敢えてそれぞれを直角にしてみたらどうだろう???』っていう処が欠損していました(^▽^;)
平行で角が90度って、条件が重なっているから、異例なのね。その異例をひとつ挙げて、結果汎化(一般化)させるというのは、数理的には、本来は美しくない解法かもしれません・・・。
そこがメンタル割りきれなかった部分(^▽^;)①平行六面体はあくまで平行六面体で解く②直角はたまたまなんだから、それは例外処理として別に特記する、というのが好ましいアプローチだと個人的には思います。
けれど、数値をあてはめて回答させるタイプの問題だと、実際の数値はそれでは出なくて、定数Cとおく、とか、実数s、tとか、記号しか数式に出現しなくて、それを回答欄に書いて、「必要とあらば各自でパラメータ設定してください」みたにしたら、
たぶん・・・学校の先生、採点してくれないでしょうね(^▽^;)
それが高等数学(大学以上で学習する数学)と中等数学(高校で学習する数学)との違いと言えば違い。だから抽象度を落とさないとイケナイ。そんでもって、それがまた難しい・・・「一体、どの事象に対して、どんな絶対的な答えを求めているの?」をまず読み解かないとイケナイ・・・(^▽^;)
そんでもって、数学の特に男性の先生勝気だからね、トリッキーっていうか素直じゃないのよね~・・出題の仕方が。だから、面倒臭いです、正直(^▽^;)
当初は、教えてもらうのもコミュニケーションのきっかけの一つだと思ったのもあって「不思議君、もうギブアップでいいよ・・・ごめん・・・流石にいきなり全問パーフェクトはキッツイよ・・・」とか言ってたんだけど、
やっぱり私も「私のあの頃、全部諦めて、病気の同級生の命優先して、親の都合優先して、学校の先生の意見優先して、自分を最後尾にするしか無かった中で、唯一”コノヤロー!!”って、悔しい気持ちをぶつけた理数系の問題を解いてたんだから、眠っているだけで覚醒させてやったら、息吹き返すんじゃないかな・・・まだ自分を諦めたくない!!!」って気持ち、ムクムク湧いて来ました。
少し前のブログに書いた高橋裕子先生、どれだけ壁に爪立てて、その根元から血が吹き出る想いをして来たか!と皆さんに本当に低頭で、観音菩薩様の様な笑顔から、一瞬だけ目が光ってキリッとしたお顔になって、それだけおっしゃったらまた、私以外の人には低頭で観音菩薩様の様な笑顔に戻られて・・・
それが嬉しかったんです。厳しいお顔を見せていただきたかった。
会場では少し時間が余ったので、「どなたか質問とか訊きたい事はありませんか?」(←内容が重複している司会者さん・・・ま、いっか^^;)となりました。
研究者の間、つまり学会では、質問をしないのは非礼に当たるんですよね。貴重な研究成果を聴いていなくて、興味を持たなかったという解釈をされます。
それが染みついていたのか、「ええええええええええええっ☆∑ヾ( ̄0 ̄;ノ」と思いましたが、咄嗟に手を挙げてしまいました・・・
200人を超す会場で、たった一人・・・やっちゃった・・・・☆そ、そんなに積極的に質問するほど、この会場の殆どを埋め尽くしている研究者以外の人の共通するアプローチの質問じゃ無いのに・・・し、し、しもた☆
時すでに遅し。しっかり当てられて、しどろもどろしながらも、高橋先生がこちらをしっかと見つめてお答なさろうとしていらっしゃるので、質問しました。
たぶん、やっぱり会場を埋め尽くしている研究者以外の人には共通していない事・・・スミマセン・・・あとで後ろの女子学生が「何や、医者か。専門家やん!(壇上で話するの)」と辛口でした。
女性が仕事をすると男性のみならず女性にも鼻持ちならない、ってされる事が多いです。社会学者の上野千鶴子先生が、とっくの昔におっしゃっている”資本主義と家父長制”に、巻き込まれている女子学生。
男性が作った世の中と言うのは、そう思うように仕向けられています。
着物を着た私は可愛い、男性より出来ない方がいい・・・と恋愛至上主義を潜在的に持っている・・・別にいいですよ、講義中に恋愛談議しても。
ただ、真剣に、研究したり、勉学したり、その事で人の命を救ったりしている人を前に「何や、医者か。専門家やん!(壇上で話するの)」という陰口の辛口を言う自分を、一体彼女達自身はどう思っているのだろう・・・
そう思ったりしました。自分を俯瞰出来ていない、という意味では、私も彼女と一緒。自分が情けなくなりました。せめて出来る事は学生さんと同じ土俵で、しっかと参加して採点していただく事。
『簡単に単位とれますよ~。だから参加して下さいね~。』・・・馬鹿にしてるなぁ、って思いました。けど、それは心に認めて、自分のスタンスやペースで粛々と。
どの女性研究者も、キャリアを積んだ女性も、ほとんど皆、そんな目に遭います。そうです。未だこの国では。私だけじゃない!そう思ったら、これから後に続く若い女性が見ていると思ったら、弱音吐けないな、って思って。

ま、とにかく基本に戻るというか、郷に入れば・・・というか、着眼点を変えてみました。解法はこの図(出典元:さくら研究所)に従えばいいけれど、

これを解くにはどう応用すればいいのか、図形をくるくる頭の中で回転させて、二次元画像でいうところの構図をくりくり極座標で変えて、頂点Bからアプローチして、ゴリゴリ計算。
・・・解けた!!!!
一旦寝かせておいて、別の体験をして、またその新しい風が吹きこんだ感覚で、戻って来ると、案外解けたりするもんです。
懐かしいなあ・・・この感覚。研究だってたかだかその延長線上なだけなのに、医者って肩書ついたり、東大とか京大とか、先生とか・・・ってなった途端、辛口女子生のような人が一気に増えるので、辟易しています・・・・
さ、これから、不思議君がこれを理解するのに、どう説明したらいいのか、を元に、更に整理します。
知識体系の整理をする時は、その道のプロというか、佳いそれをなさっている人の文書なり、プレゼンテーションなりをたくさん体験する事です。
「佳いモノ」をいっぱい見る事。参考文献も佳いものをたくさん読む事。纏め方(整理の仕方)はやはり違います。
辛口を言っている暇があったら、やってみる事、努力を惜しまない事。対価が発生する事は殆どありませんし、もし発生しても安価です。
知的好奇心をたくさん持ってほしいな、というのが個人的な想いです。
自然科学と森羅万象は並列だと私は思っています。
そうして礼儀は、相手への思い遣り。親しき仲にも礼儀あり、というのは本当だと、常日頃から私は考えています。
その上で、崩す。和の作法と同じです。基本の型を徹底的に学ぶ。そうして時代やTPOに合わせて、臨機応変に崩して良い処は崩す。けれどもやっぱり外さない所は外さない。
そう、「そこは、抑えとかんな、アカンやろ~!!」って通ずるように成りたいのです。
解る人は解る、というのは、そういう事なのかもしれません・・・。と思ったりしました。