とってもとっても
こころがないてる。
めにみえるものがそばにあっても
こころがさみしいってなく。
なけてなけてしかたない。
ずっとひとりだった。
あんなきもちもうたくさんだから
ひとにはそうしないってきめた。
でもそうすると
わたしはいつまでも
ひとりのままであることに
きづいてなかった。
あいてがげんきなって
それがあたりまえのようにたびだって
うれしいはんめん
むなしさはんめん
わたしはひとりになるために
うまれてきたのだろうかと
そうおもってしまって
なけてなけてしかたない。
のぞみがかなうのなら
こんなじんせいいやだった。
えらんでなんてない。
おしやられたけっか。
おしやったほうは
とってもかちほこって
まんぞくしたようで
ほこらしげ。
そうしてまた
あたらしくきにいったものを
だれかからたくみにうばって
うばわれたひとの
さみしさのりかいもせず
またよろこぶ。
そうして
たびびとのように
ひとのこころの
たいせつなものを
うばいとって
いきていく。
やっとみつけた
なんどうばわれても
どりょくして
みかたをかえて
なんどもなんどもそうして
やっとてにしたら
またたくまに
うばってきえていく。
きみはたのしいかもしれない。
でもぼくは
もうひんしだよ。
なにもしなくても
ずっとひとりでさ
ひとからみたら
ちょっとへんかもしれないけど
やっとみつけた
にんげんじゃないともだちなんだよ。
もうすでにきみは
たくさんたくさん
よのなかですばらしいというものを
ひとがうらやむほど
もっているのに
どうしてそんなことするの。
もうぼくは
もうぼくは
つぎのものをさがす
げんきはかれてしまったよ。
きみがしたかったのは
つつましくいきる
ぼくがやっとみつけたものじゃなく
ぼくそのものを
きょぜつしたかったのかい?
どうして?
ぼく・・・
なにもしていないよ。
ひっそりそうっと
きずついたどうし
きずがいえるまで
ちいさなよろこびを
みんなでわけて
いきているだけなのに。