ラグでバイトをしている若いミュージシャンの男の子。
東京出身なのだそうだ。
私はこれでも凄く緊張する性質で、
ライブに聴衆として行くだけでも、
具合が悪くなったり神経性で胃腸が本当に炎症を起こしてしまう。
発達障がいの特徴のひとつなのだと最近解ったけど、
それまでは自分に何が起きているのか解らなかったし、
単に気が小さいだの変わり者だの、
親にさえ理解を示してもらえなかった。
そんなこんなでようやくライブに行ける私を、
特徴を理解してくれた上で、
受け容れてくれながら、
特別変な気を回し過ぎることなく、
サラッとしてスルーすることなく、
変な見透かされてしまうギミックを使うことなく、
対応してくれるラグのスタッフの人達。
娘の事情をつい溢してしまいました。
リアルでは誰にも言っていなかった。
余りにも衝撃的だから。
彼は温厚に普段とかわりなく接してくれた。
そう、然り気無い気配りの普段とかわりなく。
何年顔見知りなんだろう…
初めて『実は…僕のライブあるんです。』と言ってくれたのに、
子ども達の相手で行けなかった…
今は特に子ども達のメンタルケアが必要な時である事は予め言ってあった。
でも、彼のような人だからこそ、
家族皆で行けたらいいのに、
って思った。
こんな時だからこそ、
お母さんをいつもとかわりなく、
そう、普段から然り気無い気配りという理解を、
継続してくれるその人を、
子ども達だって解っていて、
悪く思うどころか、
自分達のお母さんによくしてくれるんだから、
親和的に見るはず。
だから、ごめんね。
予め言ってあったけどごめんね。
正直、ラグにも行けなくなるかもしれないって思った。
私はメンタルな人間で、
特徴上、勝手な思い込みで感情的な事をされた時空間や、
強く関連する何かには、
二度と足がすくんで行けなくなる。
だけど今回は踏ん張ったよ。
それが無いと人生の殆どを失ってしまうであろう事も解りきっているから。
でもその日だけしかもたなかった。
今はそうみたい。
だからごめんね。
今は…
なかなか時間がかかると思う。
傷ついているのに、
そうでないフリ、
もうするのは止めたよ。
自分も辛いし、
相手の成長も無いからね、
それじゃあ。
だけど礼儀だから、
やっぱりちゃんとごめんなさいするね。
未来のご縁の繋がりにするために。
おやすみなさい。