・見てる人はきっと見てる。
・人生を器用に生きる人なんて魅力がない。
あと…なんだっけ。忘れちゃった。
たぶん小さい時からずっと言われていた事。
だから、ずっとずっとずっと頑張ってたら、不器用でも、きっと認めてもらえる、って信じてた。
でも…大人になって、ちょっとしたカラクリ、気づいちゃったりしちゃったりなんかしちゃったりして、
しかも急に気づいちゃったりして愕然。
平気な顔して芯が強いフリして優等生面して、さも解ったような、割り切った様な雰囲気で何とか自分を保っているけど、
本当は今にも崩れそう。だって、信じていた事は、あまりに私が不器用すぎて、理解が遅いが為に、親が親なりに慰めてくれていたセリフであって、本当は器用でスマートな人間が好きだった、って突如として気づいて、
あれだけ親が大嫌いだと言っていた嘘をずっと長い間私についていた事実が発覚した、まさに、その瞬間だったから。
私ね反抗したり毒吐いたり頑固だったり稚屈だけど、私なりに私なりに親が大好きだったんだ。
顔を合わせば喧嘩ばかりしてて、いつもお母さんは虐げられてて、物心ついた時から、いつ出ていっちゃっうんだろう、私はお父さんに顔立ちが似ているらしいからきっと連れていっては貰えない、って毎日毎日、今日か今日かと、ビクビクして育った。
父も四歳で祖母を亡くし祖父は妾の家に逃げていって帰らなくなった。伯母たちが力を合わせて生きてきた。だから、もしかすると、両親揃ってきょうだいも仲がいい、母の家族に嫉妬していたのかもしれない。
私はどうしたら、父の寂しい荒れ狂う程の辛さを癒せるか解らなかった。勿論子どもだから癒しなんて言葉知らない。ただ、ただ、お父さんが気に入る事をするしか思い付かなかった。
だから一生懸命勉強したんだよ。学部ははるか同志社に及ばなくてごめんね。経済の跡を継げなくて音楽や数学に魅了されちゃってごめんね。
どうしてこんな事を書いたんだろうね。
でも…ホントは心の奥底で解っている。私は傲慢で邁進するしか出来なくて息子の様に育ったから、甘え下手で。そのくせ父の様な人を父の様な独学の父性をもがきながら鎮かに身に付けようとしている人に、理屈抜きで惹かれる。
年齢も性別も職業も学歴も全く関係ないんだ。
ただ、魂が呼び合う。ただ、魂が呼ばれて惹かれて。
他に理由はない。
どうして書いたんだろうね。
素敵なライブの後は、頭じゃなく、心が饒舌になるみたいだね。
ま、そんな日があってもいいじゃない。…で、書いた事は全部本心だよ。
最初から決まってたんだ。
最初からね。