昨日アメブロ友達のごんたママさんに、教えてもらいました。
小学生の時、学芸会でよこしま☆ちゃんは、菅原道真の役をいただきました。
当時は誰の事かさっぱり解らず衣装をどう作ったらいいのかにだけ注目していました。
あの時代の装束は子どもでは出来ません。そして私の母は型紙が無いと出来ない人なので、結局、古いシーツと着物の紐を貰って、シーツの真ん中に頭の出る部分だけ穴を開け、シーツを体の前後にたゆませて紐で結ぶ、という荒業にでました(笑)
後の小物は段ボールに模造紙を貼って水彩絵の具で色をつけたり、パーカー等の紐を引き抜いたりして使いました。
台詞も自分で調べる事になったので、
『東風吹かばにほひおこせよ梅の花…』を必死に覚えました。
私は記憶モノが超苦手です。高校の日本史・世界史は一桁しか取れない、今で言うところの学習障害にあたる生徒でした。
その私が今でも唯一覚えている句です。
けれどそこまでだったので『飛び梅』のお話まで知りませんでした。
ごんたママさんは飛び梅を見に行かれる予定と聞いて、質問したのですけど、自分で調べる様に促して下さいました。
ごもっともです。
とてもとても愛のあるお話でした。
諸説あると思いますが、桜と松と梅を愛でた道真は、先の句を詠んだのだそうですが、桜は悲しみのあまりハラハラと花弁を落とし、命までも。
松は途中で行動し、今で言う兵庫県に行ってしまったそうです。最後まで言いつけを守った梅は、一夜にして大宰府にいる道真の元に見事に飛んだのだそうです。
こんなロマンチックな愛のある主を想う逸話を知る機会を下さった、ごんたママさんに感謝を申し上げます。
写真の梅は京都御所の東の、とある古い門の脇に一本あった梅です。
お陰様で、本当にお陰様で、ここに飛び梅の様にたどり着く事が出来ました。
『飛び梅』。
忘れられない言葉とお話になりました。
ごんたママさんありがとう。
