事実、開演ギリギリに到着した私は、ドリンクを急いで取りに行く際に、途中通過するCD販売のスタッフのおねいさんに、『今日も、募金箱後で置かれますか?』と尋ねてみると、一瞬、おねいさんは言いにくそうだったのですが、『大丈夫です。おととい、AXも行って来たんで・・・・』と既知である旨を付けくわえると、じゃあ、とばかり、「はい。でも、これ(ナイショのポーズ)で

『はい、これ(同じくナイショのポーズ)ですね





で、遅れた理由に戻りますと、(え?誰も読みたくない、って?まあまあ、そう言わず、読んでくださぁぁぁいいっ

あまりに疲れ過ぎて、内心『AXを堪能したので、BIGCATはもう行かなくてもいいかなあ・・・』という気持が湧いちゃったくらいです。それくらい、辛い状態でした・・・。でも、『やっぱり行かなかったら、きっと、後悔するんだろうなあ・・・』と思ったので、BIGCATでのライブ当日になって、パワーを振り絞り

今、そこまでして、野呂さんの事を応援しているのは、単にファンというだけでは無い気がしています。何かに突き動かされている、という、カンジです。どうしてそこまで鞭を打つのか、と言われれば・・・おそらく、自分独りで子ども達を育てていくので、体力や気力などなど、経済的にギリギリの範囲で、強くなりたいんだと思います。
だから、最初は焦って乗っていたおけいはんでしたが、遅れてもBIGCATに向かえている事実は、幸せな機会をいただいているのだと自分の中で確認出来ました。そんな素敵な機会をいただいているのだから、何がしかの手を加えさせていただきたかったんです。解っているのに、裸のお金をチャリン

もちろん伏線はありました。AXでは、本当に本当に急なライブ中の案内でしたから、直前に並ばれたミュージシャン奥様は、小銭しか財布に残っていないようでした。ご主人が『2人分しておくよ』とおっしゃったのですが、奥様は有り難くも、やっぱりご自分で募金されたかったんだと思います。なので、並ばれていたのですが、やっぱり、申し訳なさそうにしていらっしゃいました。その様子に野呂さんは『気にしないで。こう言うのは気持ちだから。』と声をかけられました。その様子を、目の前で拝見したからです。
一方、私は、というと、渋谷に来た興奮と、ライブの興奮と、野呂さんに対してだったので、帰りの夜行バス代も危ないのに、財布にあったギリギリの限界の、紙のお金を用意していました・・・。
無理をしないで素直になったならば、その光景を見て『え、そうなの?じゃ。』と、紙のお金をコインに変更できたとも思います。けれど、直前の人がそうされているのに、実際にはギリギリでも財布にどうにかすれば、まあ何とかあるのに、それでもって、次の番なのに、紙とコインを交換するのは、いかにも野暮というか、あからさま、というか、なんというか、その、えーっと、後で、申し訳ないとか、情けないとか、とにかく、そういう後悔的な感情で潰れるのは目に見えていたので、そのまま投入させていただきました。
じゃあ、それで、本当にスッキリとヨカッタのか、というと、真面目な話、シングルでの子ども達との生活を冷静に考えると、打ち上げ花火的なのもいいですけど、こういう支援は出来る範囲で継続的に地道にする事が大切でもあるので、(実際いつもレジ横にはしていますから)大阪のそれは、無理をしないでおこう、と思っていました。けれども、じゃあ、それでいいじゃん、となると、裸のコインじゃ味気ない、というか芸が無い、というか・・・そんな感じに思ったので、自宅にあるもので、何とか形になるよう、仕上げて行こうと思ったのです。
平素から、いくらか纏まったら、ボランティア募金に入れようね、としていたのですが、なかなか形にならず、行き場を失いそうになっていた、チャリンチャリン君達を思い出しました。

まず、それらの埃や汚れを取るために、洗剤で一生懸命洗いました。結構コイン、って、頑固な油性の汚れがついているもんなんですね。マシになるまで難儀しました。ここで思っていたより時間を取ってしまったんです・・・。
で、それで水気を拭き取って完了か、というと、さきほど書いた通り、そのまま裸で持って行くのも、”事前に知っているのに”なんだかなあ・・・というか、味気ないなあ・・・ということで、うんうん考えていたら、ふと思いついたというか思い出したんです


これがあったーーー、って



これは太陽電池で動く、お花です。今、ワンコインで、お家に来てくれるので、赤と緑とピンクの三兄弟で飾ってありました。で、それらのうち、ピンクを一緒に・・・と思いました。なぜお花だったかというと、華道にちなんで、と考えたからです。華道は、元々、仏様にお供えするために、お花を生けたところから来ていると、先日京都放送で解説していたのを覚えていました。なので、お花をモチーフにしたそれは、供養の意味もあるのではないかと、考え、一緒に入れさせていただく事にしました。
で、これらを、一緒に出来る、何か素敵なモノは無いのかな~・・・と考えているうちに、これまた、娘が高校の研修旅行でお土産にと買って来た、ソープとお人形が入ったアジアンチックなカワイイ巾着があったのを思い出したんです




これを使ってはどうかと考えました。今ある赤のお花ちゃんで、代用してみると、こんなイメージ。


てなわけで、これらを用意していて、事のほか、時間がかかってしまい、ギリギリになってしまったところへ、更に、おけいはんの突発的な交通事情もあって、整理番号4番の効力(魔法)は消えてしまったのです・・・


で、サイン会ならぬ、募金活動の時、野呂さんは、私の事を覚えて下さっていたのか、私の顔を見るなり、『いつも、ありがとう

(ほ、ほんとデスカ

で、『あの、・・・AXの時から、えっと・・・』と言うと、注視してくださっていた野呂さん、『おっ

すると、横にいらしたスタッフの方も大きく頷いて下さって、『入れますっ

気持ち、届いたみたいで、ヨカッタ~


で、野呂さんと握手させていただきました。いつものように両手でそうっと享けとめさせていただきました。けれど、真正面に居させていただき、「おっ!」と言っていただいた段階で、卒倒しそうだったので、しっかとこっちを向いて下さる野呂さんに、何を言っていいか分からず、『え、っと・・・じゃあ、次は、RAG(お気楽ギグ)で・・・』と言う、何とも半分、ビジネスライク的な事を言ってしまったのでした・・・

それでも、野呂さんは、頷いて下さいました。なのに、大崩壊したよこしま★は、普段から一抹の不安があって、それを払拭しきれていない事を我慢しようと思っていたのに、制御不能となり、つい、野呂さんに直接聞いてみちゃったりしちゃったんです。『あのー・・・、何回も行ったら、・・・・、しつこい・・・デスカ・・・?』と、

(あ~・・・やっちゃった~・・・


『大丈夫!』
と言って下さいました・・・。
え、いいんデスカ


ヨカッタ~・・・本当にヨカッタ~・・・

ある事があって、ずぅ~・・・っと、心の奥底で、気にしていたんです・・・

少なくとも今の段階では、ガサツな行為を取って、お邪魔をしている訳ではないんだ~・・・


勇気を出して質問してみてよかったです。直接お伺いする事で、安心できました。頓珍漢で、拙い質問にも、お答え下さった野呂さん、本当に、有難うございます

ようやく安心して、野呂さんに、しっかと、お礼とお辞儀をする事ができました。スッタフの方にも、改めて、ハキハキと、『ありがとうございましたっ

そうして、BIGCATを後にしました・・・。
えーっと、これまた、ライブレポじゃなくて、体験記ですよね・・・タイトル変えた方がいいのかなあ・・・。ごめんなさい。
最後まで読んで下さった皆様、拙い、冗長過ぎる記事をお詫びしますとともに、厚く御礼を申し上げます


(ペンタブをつかわないで、ペイントツール@WINで簡易にかくと、不自由なフリーハンドになって、それがかえって温かく柔らかいタッチの絵になるので好きです
