朝早くから順番に、
お電話いただいています…
大工の棟梁さんが一番に。
そして、
工務店さんが。
『雨、大丈夫ですか?』
って。
棟梁さんは、全体の然るべきタイミングと段取りを、
工務店さんは、実行動を。
全体として統率がとれているそれは、
爽やかで心地いい。
和かな肉付きの芯に筋の通った秩序。
まるで、
哺乳類そのもの。
まだ待つ事を求められます。
辛抱です。
放置ではありません。
細やかに様子を考えながら待つ。
生前、父から聞きました。
『果報は寝て待て、というけれど、
ホンマに寝てたらアカン。
寝て、やなくて、練って、やぞ。』
と。
(またウマイ事言うて…)と思いましたが、
何故か心に残っています…。
やっと咀嚼が出来るようになった気がします。
私は、
言葉で理解はしますが、
その言葉の追体験をしないと、
咀嚼(身体に叩き込まれる)出来ない人の様です。
知的理解と体験のバランスが取れた時、
その状態こそが、
自分にとって無理の無い状態で、
尚且つ、
行き着く場所に近づいているのだと思います。
本当に、雨が降ってみて初めて、
地の何処を固めてみたらよいかが解るのかもしれません…。
目安なんですって、
祇園(祭)さんが。