久しぶりの、ブログ更新です。
９月21日から２３日まで、大阪で行われていた
日本口腔インプラント学会に参加してまいりました
今回の目的は、
弊社の仲間である、Ｏ君の発表（私も共同演者）応援
そして、認定士の更新に必要な単位取得
そして、大阪観光
ではなく、大阪経済の活性化に
貢献してまいりました
Ｏ君はまだ26歳の若手技工士ですが
この若さで、このような大きな大会で発表する勇気
チャレンジ精神、勉強熱心なところに、
先輩として嬉しく思い
私も、負けずに頑張ろうと思います
また、今回の学会ではインプラントオーバーデンチャー
などので有名な先生の講演を拝聴でき
非常に充実した学会参加となりました。
今度はプライベートで、大阪観光をしたいと思います
前回でのジルコニアの説明は
なんとな～く
お分かりいただけましたでしょうか
文章では良く分かるけど、
実際にお口の中に入れてみたら
どうなるでしょうか・・・・。
この写真は患者さんの許可をえて
ジルコニアオールセラミックと
金属を使用したセラミックの比較を目的とし
歯の後ろ側から、特殊な光源を
照らしてみました
どうでしょうか
この違い
患者さんもびっくりしてました( ﾟ ▽ ﾟ ;)
ただ、これは特殊な光源を当てているので
日常の会話や笑った時に、このような
差が出るわけではありません
金属の良さもありますし、
ジルコニアの良さもありますので
歯を治療される場合は先生にご相談してください
ちなみに、この患者さんは
もちろん、ジルコニアオールセラミックを
選択されました
（上がジルコニア・下が金属セラミック）
前回は、色についてご説明しましたが
今回は材料についてご説明したいと思います
ジルコニアってご存知ですか
セラミック包丁や、時計のバンド、
アクセサリー
などで良く使用されています。
この材料の特性は、硬くて、丈夫で奇麗です
良く聞く審美歯科などの分野では
この材料が欠かせません
かぶせ物や、フレーム材として
使用されています。
金属とは違い、白色をしているので、
歯茎の黒ずみや、かぶせ物と歯茎の
境目の変色などが、ありません
なので、自分の天然歯のような
白さと、透明感が再現でき
とっても美しく仕上がります。
欠点は、製作方法が難しく
少し費用が高くなってしまうくらいです
でも、すっごい綺麗です
私も、自分の歯を作るなら
迷わず選択しますよ
この症例は前歯４本を作りました。
30歳代の女性で、丸みを付けながらも
少し乱排にして、色の深みを再現してみました。
前回は、色合わせの難しさをざっくり、簡単に
ご説明しました
自分の天然歯が残っている場合にはその色に
上の前歯だけを作る時は、下の歯とあまり違和感のないように
上と下の歯をすべて作る時は、どうするか
患者さんの希望が第一ですが、
歳に関係なく、やっぱり白い歯は素敵ですね。
肌が多少日焼けしてようが、
しわが多少あろうが、
きれいな歯が入ると、自然と笑みがこぼれてくるんですね
こちらの患者さんは７０歳代の女性ですが
見事にイメージチェンジできました
ちなみに、上と下の歯をすべて、インプラントも含め
２４本の金属を一切使用しない、
ジルコニアクラウンで治療されました。
いつまでも、きれいでいてくださいね（‐＾▽＾‐）
今日は、歯科技工士が最も苦労する
色合わせについて、説明したいと思います。
「色合わせ」これは主に、セラミックのかぶせ物などを
製作する時に重要になります
セラミックのかぶせ物は、保険の治療ではなく
いわゆる自費診療の扱いになります。
特徴は、色がきれいで、形が良く、生体親和性が良いと
言われています
芸能人の歯がきれいなのは、審美治療によるセラミックの
歯が入っているからと言っても過言ではありません
もちろん、生まれつききれいな人もたくさんいますよ（笑）
また、このセラミックの歯を作るのは、非常に高度な技術が
必要となり、熟練した技術が必要とされます。
また、事前に患者さんの歯の色を写真に記録して、
製作する歯科技工士に、情報提供して頂かないと
なりません
または、直接歯科技工士が立ち会いにて、
色の確認＆写真撮影を行う必要があります。
高額な治療費を払っていただいているので
患者さんに少しでも喜んでいただける
本物と見間違うよな歯を作る事を
日々心がけています
このケースは右上の前から④3②のブリッジです。
昨日、いつもお世話になっている先生の診療所に
立ち会いに行ってきました
立ち会いをするうえで気をつけていることは
まず、第一に身だしなみです
ひげを剃る。髪形を整える。きれいな白衣を着る。
そして、自己紹介をきちんとする
まず、先生からきちんと紹介して頂く。
名前、所属、住まい、経歴、こだわりなどなど、、。
いきなり、はい。お口の中見ますね(゜д゜；)
ではなく、対話距離できちんと、普通の会話をします。
当たり前のことですが患者さんの前に立つと
意外と、焦って忘れてしまう方が多いです。
ですので、私は必ず日常会話を少ししてから
患者さんの希望などお聞きします
そうすることで、すごくリラックスした雰囲気の中で
お話する環境が整います
今日は、歯科技工士の立ち会いについて説明いたします
歯に悩みを抱える患者さんは、様々な問題点があり
きれいな歯並びにするには、たくさんの審査・診断が必要になります。
我々歯科技工士は、患者さんからの要望を、歯科医師より指示され
歯の製作を行いますが、直接患者さんにお会いして
お話をお聞きする事もよくあります。
その方が、患者さんも製作する人に直接要望を伝えられ
より素晴らしいものが出来あがります。
何より、きれいなものが出来あがった時の喜びを共有できるのが
とても嬉しく感じます
義歯を使用されている患者さんのほとんどは
新製される義歯に対しての要望がありません。
「少し白めで」とか「もう年だから」とか、義歯であることを
コンプレックスと感じているようです
なので、製作する私は「思いきって白くしてみませんか？」
「イメージチェンジしてみませんか？」
と、相談させていただきます。すこし恥ずかしそうにされますが
製作が完了し、患者さんに装着されたあと
どうですか？とお聞きするとほとんどの方が「いいわね～」
「がんばってお化粧しなきゃ☆」などなど
喜んでいただけます。作り手として、本当にうれしくおもいます。
歯科技工士は患者の笑顔をつくりだすことが出来る。
そんな楽しい仕事です。
この写真の患者さんは、男性ですが歯の色・形に
何の要望もなかったのですが、内緒でこだわらせていただきました。
セット後、びっくりされてました
普通の入れ歯と、審美的な入れ歯の違いは
歯の形や色、歯肉の色です。
どちらもぱっと見はあまり変わりません。
そんなに、じっくり人の口元を見ることもないと思いますが、、
では、二つを真ん中できって、合わせて比較してみると
びっくりするくらい、違いがわかりますよ
左が審美的な入れ歯で、右が普通の入れ歯。
こだわって作ったものは、どんなものでも美しいですよね。
使っていただく患者さんに、少しでも喜んでいただきたい
いつも、そんな思いを込めて、製作してます。
入れ歯というと、歯並びが平坦で、歯茎の色が暗くて
あまりいいイメージがありません
当然、噛めて、外れなくて機能していることを前提としても
手にとって見たときに、美しさがなく
日常会話のなかで、笑みがこぼれたとき
なにか、不自然な感じがしてしまう様では
患者さんの満足度も軽減してしまうことがあります。
そこで、人工歯を患者のキャラクタに合わせて選択し
歯肉の色付けを、肌の色や性別、年齢等を考慮して再現することで
患者一人ひとりに合った、美しい入れ歯が出来上がるのです
