昨日、夕ご飯を食べているときに、ダンテ・ラム監督の激戦 ハート・オブ・ファイトのDVDを
鑑賞しました。
これが非常にできの良い映画で、不覚にも感動しました。
激戦 ハート・オブ・ファイトは、2014年の何月号だったかの映画秘宝の表紙に使われていた映画で、表紙に使われる映画なのだから、さぞ面白いに違いないと勝手に一人で注目していたんですよね。
で、TSUTAYAで借りてみたら、これがすごく面白かった。
最近の香港映画って、クオリティが高いですね。
ドニー・イェンの出捐するアクション映画も外れが全然ないし。
イップマンシリーズとか、孫文の義士団とか、導火線 FLASH POINTとかね。
話を激戦 ハート・オブ・ファイトに戻して、感想、評価、レビューに移ります。
この激戦 ハート・オブ・ファイトを見てから、監督のダンテ・ラムがぼくの今注目すべき映画監督の一人となりました!
激戦 ハート・オブ・ファイトの主演はニック・チョンとエディ・ポン。
栄光を失った男と、富を失った男が、自分の尊厳と賞金のためにMMAという格闘技に出場することになります。
元ボクシングチャンピオンだったニック・チョンは、元富豪の息子であり、心根がまっすぐなエディ・ポンのコーチとして、彼を鍛え上げます。
何となくロッキーのオマージュを感じさせなくもないどん底からの這い上がりストーリーは、見るものの心に強烈な感情移入の気持ちを芽生えさせるでしょう。
しかし、現実はとても残酷で……。
ぼくは、うわああ……と途中で、クリント・イーストウッド監督のミリオンダラー・ベイビーを彷彿とさせました。
そこからが、ダンテ・ラム監督の真骨頂。
ラストで、あらゆるものをひっくり返します。
ラストは非常に爽やかっで後味の良い終わり方をしますよ。
アクション要素あり、スリルあり、スポ根あり。
ぼくの求めるすべてがこの映画に入っていると言っても過言ではありませんでした。
劇中歌として使われる、サイモン&ガーファンクルの『サウンド・オブ・サイレンス』も、たまりません。
筋トレしているときに、こんな歌が流れているといいなって思いました(笑)
すごくおすすめの映画なので、もし良かったら見てみてくださいね。