子供にも大人にもロマンチックなクリスマス

25年以上も前、クリスマスの本当の意味についてまだよく知らなかった時の私は、クリスマスが大好きだった。

 

例え、子供時代にクリスマスと称して親からプレゼントを貰った記憶が殆どなく、

また、思春期を過ぎ青年期になっても、クリスマスにプレゼントをする「誰か」がいなかったとしても、私は、クリスマスが大好きだった。

 

クリスマスの近くになると、田舎の商店街でさえ、クリスマスのきらびやかな飾り付けに彩られ、聖しこの夜とかサンタクロースのクリスマスソングが流れる。

 

そんな異国的な雰囲気を、日毎に増していく冬の寒さのキーンとした空気とともに五感で感じることがとても好きだった。

 

クリスマスには、外国の匂い、しゃれた言葉を使うとすれば「遠い異国の匂い」がした。

 

赤と白の服を着て、白くて長いひげを生やし、どんなやんちゃをも許してくれそうな笑顔をしているふくよかなサンタクロース。

 

そのサンタクロースが、星がキラキラする冬の夜の空をトナカイのひくソリ乗って、鈴の音を鳴らし駆けながら、子どもたちが眠っているレンガ造りの大きな煙突からそっと忍び込んできて、子どもたちが枕元に用意したクリスマスストッキングの中にそっと、プレゼントを入れていってくれる。

 

そして子供の寝顔に、メリークリスマス!と静かに言って、次の家へと駆けていく。

 

子供にとって、これ以上ロマンチックな話は他に存在しないのではないか?とさえ思えるクリスマスサンタクロースの話。

 

*ロマンチックとは;現実の平凡さ・冷たさを離れ、甘美で、空想的・情緒的または情熱的であるさま。浪漫的

 

実際、私の生活にクリスマスというイベントが年中行事の一つとして認識されたのは、既にクリスマスサンタクロースのお話が人によって創作された話で、本当ではありえないと認識できる年令になってからだったが、それでも私はクリスマスが好きだった。

 

異国情緒を持つクリスマス。

日本では恋人同士の間でなら公然とプレゼントを交換する機会として、または特別な二人きりの時間を過ごす時として、更にはプロポーズをよりロマンチックに演出する絶好の機会としても、クリスマスは認識されるようになった。

 

残念ながら私は、子供にとってのロマンチックなサンタクロースのクリスマスも、大人の恋人たちのロマンチックなクリスマスにもあやかることはなかったが、それでも私は結婚する前くらいまでサンタクロースと恋人たちのためのクリスマスが好きだった。

 

楽しい、嬉しいだけのクリスマスの何が悪いのサッ!?

私は約25年前にクリスチャンとなって結婚した。で、クリスチャンとなって25年経った私が今、クリスマスについてどう思っているか?

 

昔のウキウキ感がまったくないといえばそれは本当ではないけれど、今はもっと厳粛な気持ちを持っている。

 

私はクリスチャンになったことがきっかけで、本当のクリスマスの意味を学ぶ機会を与えられた。

 

クリスチャンになっていなければ、クリスマスの意味なんて、本当の意味だろうが嘘、人間の作話だろうが、どうでも良いと思ってこの25年間を過ごしてきたと思う。

だって、ほんとうのクリスマスの意味を知らなくても、私はクリスマスが好きだったのだから。

 

年中行事をとしてのクリスマスを前に、子供や夫、家族へのクリスマスプレゼント選びと、今年のクリスマスには何を料理しようかということに頭を悩まし、時間を費やし、現実と予算の間でジレンマに陥り、終には切羽詰まってしまって、心の平安を失い悲しみが怒りに変わってしまうーなんてことを今も繰り返していたかもしれない。

 

実はこれは、約10年前くらいまでの私の有り様。

 

ー楽しい’ひととき’を持てるのならば、

ー子供や家族が、プレゼントをもらって、嬉しい’ひととき’を持てるのであれば、

ー一年に一度、キラキラ美しく飾り立てられたクリスマスツリーやクリスマス飾りをみてその’ひととき’で心が楽しませることができるのであれば、

ーいつかは作話と分かる時が来ても、子供の時ぐらい’’ひとときの夢’を持つことはいいのではないか?

ー人生において、クリスマスの良い思い出の’ひととき’が持てるのであれば、、、

 

クリスマスの本当の意味だろうが、嘘=人間の作話だろうが、本当の意味なんてどうでもいいと考える理由はもっとあるのだと思う。そして、それらの理由は、多くの日本人に共感されるでのだろう。

 

確かに、人生という一本の線を造るものは「ひととき」という一つ一つの点のはずだからー

 

クリスマスには、

その本当の意味を知らなくても、

人間の作話に基づくクリスマスでも、

資本主義社会の物質文化に基づく人間の欲に即した過度な商業戦略の一環であっても私達を興奮させるひとときの「楽しみ」「喜び」「驚き」という、人生を肯定的なものに築き上げていると思われる要素が、

ふんだんに含まれているのだから。

 

楽しみも喜びも驚きも、私達人間にはとても大切なことだと、私も思う。こういう感覚が人生にあることが「生きる喜び」「生きている価値」のように、私達人間が感じることは確かだと思うから。

 

でも、事実と真実が存在することを薄々と感じつつも、楽しいからとか、嬉しいからとかいう理由で「真実ではないものにあやかる」行動を取るだけで、クリスマスの真実を知らないままにサンタクロースのクリスマスを過ごすことって、どういう意味があるんだろう?といままでぼんやりと考えてきた。

 

そして、最近になって、クリスマスの真実の意味を知らないでクリスマスを過ごす人は、実はその人生において重大なチャンスを逃していることに気がついた。

 

クリスマスの真実

クリスマスの真実については以下の記事にも似たようなことを書いてあるので、万が一興味がある方は以下の記事を覗きみてください。

 

 

 

 

さて、以下は聖書の最も有名な御言葉の一つと言える聖句。

 

新約聖書の口語訳 ヨハネの福音書 3章16節

 

神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。

それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、

永遠の命を得るためである。

 

神はとは、父なる神のこと、つまりイエス・キリストの父なる神

その一人子 とは、イエス・キリストのこと

賜ったとは、神の御子なるイエス・キリストを遣わされたということ

この世にとは、今私達が生きている人間の世の中に、ということ

愛して下さったとは、私達一人ひとりを大切な存在と思ってくださるということ

御子を信じる者の「信じる」内容とは、「イエス・キリストが神の御子であり、その御子が、この世の一人ひとりつまりあなたを愛して、救うために十字架の上で、私達の身代わりとなって死んで、私達のすべての罪を贖ってくださったこと。そして三日目に死から蘇られた」というイエス・キリストに関する歴史的事実を、あなた自身が事実として認めること

ひとりも滅びないでとは、イエス・キリストを信じるすべての人の魂が、地獄に行くことなく、ということ

永遠の命を得るとは、肉体の死後は、神とイエス・キリストとともに永遠に生きる命を与えられること。

 

 

つまりクリスマスのほんとうの意味とは、

私達一人ひとりに同じ唯一の「魂の恩人」がいることを指し示していて、

クリスマスとは、

私達のために自分の命を十字架の上で捧げてくれた恩人、私達の魂の恩人イエス・キリストの誕生を記念する日

 

そう、

私とあなた、そして人類全ての魂の恩人の誕生を祝う日。

 

そして、

このほんとうの意味を知ろうとしないで過ごすクリスマスは

自分にとっての恩人を無視するということに

他ならない。

 

こんなこと、

人間的に考えても

事!

 

イエス・キリストの命は、

自分の人生を自分のために謳歌するためのものではなく

私達一人ひとりのために十字架上で死ぬためだけに存在した

贖いの人生、命だった。

 

私達の霊を救う方法は、神の御子であるイエス・キリストの十字架以外にはない。

 

そして

魂の救いすなわち永遠の命を得るためには

何か良いことをして、いい人になるとか、教会に行かなくてはならないとか、

洗礼を受けなくてはならないとかいう条件は全く無く、

御子を信じる

そのことのみです。

 

神から私達への「最大で最高の贈り物」

御子を信じて永遠の命を受け取ること

これは神から私達に無償で差し出されている

プレゼント

 

つまり、

イエス・キリストは、

神から私達への「最大で最高の贈り物」なのです。

 

クリスマスは、自分の命の恩人イエス・キリストの誕生を感謝を持って記念する時。

 

それなのに、

毎年やってくるクリスマスに、

サンタクロースやプレゼント、料理のことなどにばかり気を取られていて、

自分の命の恩人の存在、つまり

本当のクリスマスの意味を知ること無しに過ごしていることは

あなたに神から与えられるはずの「永遠の命を得る」きっかけを知ること無しに過ごしていることであり、

一人ひとりの人生にとって最大の損益だということに

私は思いいたりました。

 

クリスマスには、

「サンタクロースの物語」や「恋人たちのプレゼント物語」などの、

私達人間に想像できるロマンやロマンスなど

とても及びもしない

崇高な「神の愛」が 秘められているのです。

 

ロマンとは:ロマン」は主に夢や憧れ、冒険への欲求などを表し「男のロマン」のように男性が抱くものとして認識されることが多い。 一方、「ロマンス」は空想的で甘い恋愛や恋物語を指し、どちらかというと女性的なニュアンスを持つ。

 

 

今年のクリスマスは、

多くの人の目に未だ 覆い隠されている

「神の崇高な愛」

本当のクリスマスの意味に

心を開いて開いてみませんか?

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

 

あなたの霊の目が、2022年、今年のクリスマスを通して開かれますように。

 

Cororin