1 エピローグ | 南域結界☆ ジェルソミーナ

1 エピローグ

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 そして、それから、十数年の年月が経ったその日も、城は静かに活動を続けていた。
 女王カトリーヌにとっても、過去の話となった。
 多忙ながらも華やかな生活の中では、滅多に、あの遠い日の事など思い出さない。
 外交も内政も、全てがうまく治まっていた。
 少なくとも、女王カトリーヌは、そう思っていた。
 何もかも夢ではなかったのかしらと、女王は時折、考える。
 そして、
「……マーガレット」
 永遠に消えた者の名を、女王は、つぶやく。

 
   -挿入話 「赤いリボン」 完-

   本編 3話 「血縁の記憶」 へつづく


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