#6．愛のうた
原曲は幸田來未氏。
個人的に、バラードを歌うイメージが無かった。
ちょうど、イケイケな時期に発表された楽曲と思っている。
前回のレビューで「ハナミズキ」の原曲歌手 一青窈氏と同じく、
非常に個性的な歌唱のアーティスト。
「ハナミズキ」とは異なり、「愛のうた」はサビ部分しか印象に無かったが、
楽曲以上に、幸田來未氏の強烈な個性に、明菜が歌うのは・・・どうだろう・・・と感じていた曲。
このレビューを書くにあたって、初めてまともに原曲歌手の歌っているものを聴いた。
そして、びっくり。
しっとりと、丁寧に歌う姿に、これまで食わず嫌いでごめんなさい・・・と反省。
幸田氏の歌う「愛のうた」は、
カレカノ未満の曖昧な関係（もしくは2番手的な…）。
別れを告げられそうな気配を感じつつ、気付かないふりをして
この「愛」にしがみつきたい女性の心情をつづっていると感じた。
明菜版は、
年下君から恋愛相談を持ちかけられている女性。
本当は、私を見てほしい。
想いに気づいて欲しい…でも、それはありえ無い
そして、この関係がなくなるのは嫌だ・・・
でも、でも・・・
いつかこの想いが届く日がくる・・・そんな夢を見てしまう。
そんな風に感じます。