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新聞紙で恐竜を作るアーティストがテレビで紹介されていた。
毛羽立たせた新聞紙の破片で恐竜の羽毛を表現するなどなかなかの出来栄えだった。
しかしアートではないと思った。
哲学的な思考や気付きや、人間存在の深淵を表現してこそアートだろう。
...もちろんアートの何たるかはこのような短い言葉では表現しきれないのだが、恐竜の皮膚に新聞の見出しや広告のコピーが意味ありげにほの見えるというところで行き止まりになっている作品...そこに多少の遊び心は感じられても、それ以上の「何か」はないのだ。
つまり深い思考のようなものがないのだ。
工芸とかクラフトの域を出ていないと感じた。
「とても素晴らしい、アートではない何か」...そんな思いで見ていた。