記憶の検索

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記憶の検索の為に、諸々を留めておくためのもの

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彼女の話を僕は、黙って聞いていた。
なんか、現実のこととは思えなくて、なんか夢の続きじゃないのでは、と思えた。
でも、その話は、残念ながら、現実であるし、僕たちは、無力だけれど、 厳しい現実に向き合わないと、いけなかった。
とりあえず、彼女が診察を受けたクリニックから、有明にある専門病院を紹介された。

専門病院なら、詳しく検査できるし、対処方法も、色々とあるだろう。
それに、そもそも誤診だったってことになるかもしれない。

彼女と供に、この後、色々な希望や期待を抱き、そして、絶望しをたくさん
経験していくのだが、この時の思いが、一番最初の期待だったような気がする。
心の何処かで、途轍もなく、厳しい
現実が始まる予感を感じながら。。。

とにかく、僕は会社を休み、彼女とともに、病院に行くことにした。


iPhoneからの投稿
話の内容としては、至って簡潔だった。
最近よく思うのだが、きっと世の中は、想像以上に簡潔でできているのだろう。
でも、その時、彼女から聞いた話は、僕にとっては、複雑で、すぐに理解が出来なかった。
いや、話の内容は、至って簡潔なのだ。
僕の頭が、理解を拒絶していたのだろう。
間違いなく、そうなのだ。
その証拠に、僕は今でも理解できていない。
だから、こうして、誰に語るでもなく、あの頃の話を書き連ねているのだ。
そう、世の中は、至って簡潔なんだ。


あの時、彼女は泣きながら、ほんの少し前に、受けた検診の結果を、僕に話だした。


全然、記事が書けなかった。
何度か、何度か書いてはみたが、辛い作業で、進まなかった。
改めて、少しずつ書いていこうと思う。

さて、ある日、職場に電話がきたんだ。
とても、沈んだ声で。

僕ば、飲みの約束を断り、会社を早退し、彼女の元に駆けつけた。

僕は、なかなか、現実を理解できない、というか、何が起きたのかすら、理解できなかった。
帰りのタクシーのなか、どう切り出していいか分からず、彼女の手を握りしめながら、流れていく風景を、ただ、ぼんやりと眺めていた。

多分、タクシーの中で、窓を開けていたのだと思う。

夏の始まりを告げる、陽気な風が、無神経に僕の顔を撫でていったことを覚えている。
本来なら、気持ちのよい風何だろうけど、僕には、これから何かとんでもないことが起こる予兆のような、気味の悪さがあった。