こんにちは。婚活支援コンサルタント@旦那”おちころん”です。

 

僕ら夫婦の経営するLacco.incでは、婚活支援コンサルティング以外に、いわゆる普通の結婚相談所ビジネスも展開しています。

 

いわゆるお見合いのセッティングですね。

お見合い相手は、全国の結婚相談所と連携を取り、約54,000名の会員の中からお相手を探してもらうことができるのですが・・・

 

そんな中で一番苦労される方はどんな方なのかと言うと・・・

これまでわりとモテてきた30代後半女子の方。

実は、こういった方が一番婚活でつまづかれる傾向にあります。

 

何故でしょうか?

 

これまでモテてきた方は、目が肥えておられておのずと理想が高くなっている傾向にあります。

 

ある意味仕方ありません。

これまでにいろんな男性を見てきたわけです。

ましてモテてきた訳ですから、たくさん男性からもてはやされてきた。

世の中を知り、たくさん見てきたからこそ、良くも悪くも男性に対する品定めが厳しいのです。

 

そんな中、中途半端な男子(言い方悪いですね、失礼)と結婚しろと言われても、

「今、この人と結婚するぐらいなら、あの時のあの人と結婚した方が良かった。」

そんな心理が働いてしまいます。

 

つまり前以上の人でなければダメになっているケースが多いのです。

 

一方で、前以上の人を捕まえられる可能性はどうかと言うと、残念ながらこれは年々下がっていってしまいます。

 

1つは年齢。

婚活市場における女子の市場価値は、残念ながら20代後半から32歳ぐらいまでがピーク。

特に35歳以上はがくっとニーズが下がる傾向にあります。

(もちろん必ずしも全員がそうと言うわけではありませんが)

 

もう1つは競争率。

このブログでも度々書いてきましたが、そもそも男子は婚活に消極的。

おのずと婚活市場に出てくる男子の数自体が少なくなってしまいます。

そうするとおのずと1人の男子に複数の女子が殺到するカタチになってしまいます。

特に30代後半女子が求める35歳~40歳は人気ゾーンで、ライバルには20代後半~32歳ぐらいの女子も含まれてしまいます。

 

つまり婚活市場における最も高い市場価値を持つ20代後半~32歳の女子達との競争に打ち勝つ必要が出てくる。

 

言い方は悪いかもしれませんが、戦力は落ちてしまっているのに、目標だけ高くなってしまっている方が非常に多いのです。

 

だからこそ、これまでモテてきた30代後半女子の方が、一番婚活に苦労しやすいんですね。

 

 

当社でもたまにいらっしゃいます。

現時点での婚活市場における市場価値と、ご自身の目標がつりあっていない方。

(これは何も30代後半女子に限らずですが)

 

そんな場合、基本的に僕らはなるべくアドバイスをするようにしています。

 

ただ、もともとモテてきた方は、プライドが邪魔をして、なかなかご納得いただけません。

 

「馬鹿にしないでよ!私、これまでもっと条件の良い男と付き合ってきたんだから!」

 

怒り出す方もいらっしゃいます。

もちろん、なるべく失礼のないよう十分伝え方には配慮したつもりですが、なかなかご理解をいただくことが難しいケースもあります。(僕だって逆の立場で言われたら、カチンとくるか、ガーンと来るかもしれません。)

 

だから、そういった方の場合には無理に説得はしません。

一度、ご本人のご希望のままに進めてもらうようにしています。

 

無理に説得するより、実際に、現時点でのご自身の状況を、ご自身で実感していただくしかありません。

 

結果、どうなるでしょうか?

 

なかなかお見合いがマッチングしません。

 

色々な男性にお見合い依頼を出されますが、狙おうとするところは大抵、超人気のところばかりなので、そもそも女子が殺到している。それも自分よりかなり若い女子たちが。

 

だからお見合いの打診をしても、会うにも至らず、お断りの返事が。

 

1件、2件の不成立ぐらいだと「まだまだ次がある」と強気ですが、これが10件20件と続くとさすがに自信も揺らいでこられます。

 

そして大抵は1ヶ月ぐらいで気付かれます。

 

「ちょっと条件を緩めてみます。」

「年齢もう少し上もOKにします。」

「年収ももう少し条件緩和します。」


酷なようですが、そういった方にはこうして気付いていただく他ありません。

 

 

こう書くと、「結局は結婚するためには妥協するしかないのか?」と思われるかもしれません。

 

確かに捉えようによってはそうです。

もし成婚の確実性を少しでもあげるとなれば、おのずとそうなってしまうものです。

 

もちろん一切の妥協をせずに、ご自身の理想を全て貫きとおされた方もいらっしゃいます。

ただ、そういった方は本当に少数派です。

 

その少数派になることを狙うのは正直リスクです。

少しでもリスクを下げたい=成婚したいのであれば、条件を下げる=リターンを下げることも受け入れなければなりません。

 

世の中、ハイリスクハイリターンか、ローリスクローリターンか。

どちらかしかありません。

ローリスクハイリターンなんて、上手い話はないのです。

 

これは何も婚活だけでなく、投資でも、ビジネスでも、スポーツでも、趣味でも、何事においても。

 

こう書くと夢がないようですが、その現実を受け止めることこそが、夢を実現する上の第一歩であり、本当に夢のある話だと僕は思っています。

 

婚活支援コンサルタント@旦那”おちころん”

婚活支援コンサルティングLacco.inc