夫の9回目の月命日。


最近家で閉じこもり

ずっと内職をしていたのだけど


今日は所用があり


久しぶりに

家から出た。


夫へのお供物も

調達したかった。


スーパーで

夫のことを考えながら


夫の好きだったものを

カゴに入れていく。


いつもは一人のための買物だから


今日は夫と二人分の買物が

とても嬉しいおねがい


夕方の手前の店内なので

比較的空いていて


おそらくだけど…


私と同じような空気感の


私より少し年上のご婦人と

すれ違った。


時間的に


この時間なら


自分が傷つかない時間の

お買物。


声をかけたくなるくらい

同じテンションだった。


気のせいだとは、思うけれど…


最近やけに


似ている同志を

探り当てられる…


声をかけたことがないので


本当にそうなのかは

わからないけれどてへぺろ




ヒマワリヒマワリヒマワリ




今はお盆の時期なので


家に帰って

夫の部屋の窓を開け放った。


夫はここに居る…

そう思いながらも



 いつでも入っておいで



と、声をかけた。


さっきまで外が

あんなにむんむんと暑かったのに


スーッと涼しくなってきた。


家の一部屋は

朝から冷房をつけっぱなしにしている。


冷房の冷気と

夫の部屋のむんむんと

外の空気とが

混ざりあう。


私も家の外に出てみた。


日暮らしが鳴いている。


ものすごい勢いで

狂ったように鳴いている。


昼間より少し冷たくなった

空気を感じながら、


日暮らしのけたたましさの中に

身を置いていたら、


何だか涙が出てきた。



 夫は居ない…



夫の魂は

確かにここに居るはずなのに…



 何で、ただいまって言って

 帰ってきてくれないの?



私には夫の気配を

感じることが出来ない…


私の前から

急に居なくなってしまったことだけが


事実だよ…えーん