試合前は「なんでオファー受けてしまったんだぁ。断ろう。怪我したことにしよう」って必ず3日ばかりトチ狂ってた。
そのたびに「もう引退しよう。これで最後にしよう」って決める。試合前には開き直るし、試合終わったらまたやりたくなっちゃうんだけど。

ところが今回その波がまだこない。これから来るのかな?やだな。今はやけに冷静です。

ふと引退について考えた。私はいつかかならず引退する。それが引退という形をとらずに、格闘技界によくあるように自然に消えて行くのかもしれないけど。(ホムペもブログもあるしそれはないかー)

引退について未来ちゃんと何度か話をしたことがある。
「辞めよう」って話題じゃなくて「どんな引退したい?」って、軽く世間話くらいだったけれど。
退団後で私は見ていないけど、未来ちゃんは脇沢さんの引退試合がすごかったと言っていた。
もう試合始まった時点で泣けてしょうがなくて、涙流しながらセコンドしたって。みんな泣いてたって。先輩も、ファンも、戦ってる本人も。試合が終わらないでほしいって思って、でも終わっちゃって、脇沢さんが埋もれるくらい黄色い紙テープがたくさんたくさん飛んだ。
その頃の脇沢さんは人気絶頂で「全女の太陽」と呼ばれてた。でも首はかなり悪いみたいで、試合の日は必ず首を牽引してた。

自身ができるプロレスの最高到達点で惜しまれながらの引退。プロレスラーの引退の理想だよねって話した。

私がもしプロレスラーだったら、そういう引退試合がしたかったな。
格闘家としてのイチゴはいつどんな引退するんだろ?引退試合じゃなくて、何かの試合の後、引退宣言なのかな?
どんなに努力しても一番になれないってわかった時?大変な怪我をしちゃった時?体力の限界?
こう考えると、ついおかしくなってくる。そんなレベルじゃねーだろーって。ピヨピヨのヒヨコだし。そうすると引退もまだ先の先。成長が見られる限り、自分が納得するまでやめられないよね。終われるまで終われない。

去年勝った時、みんながピンクの紙テープを投げてくれた。
もし、もし15日に勝ったら今回一度限り、未来ちゃんのテーマカラーである紫色の紙テープを混ぜてもらえませんか?
何も背負うつもりはないし、自己満足かもしれません。けれど、やっぱり私は彼女と一緒に歩んできたと思うのです。お願いします。