環境省が、里地里山保全再生活動ボランティアの交流、情報サイト「里なび」を開設した。私も以前から「そのようなサイトがあったらよいのに」と思っていたので大歓迎だ。早速のぞいて見たが、まだまだショボかった。団体登録申請も活動レポートも工事中だった。まあ、今後に期待したい。

 私も「まつたけ十字軍」や「田舎暮らし応援団」など関連する活動に参加させてもらっているが、最近、全国にはそのような団体・グループ・個人が、言葉は悪いが雨後の竹の子よろしく無数に発生している。「里地里山保全再生」あるいは「地域活性化」という掲げる目的はほぼ共通しているものの、個々の活動エリアは狭く、その立場や方法論は様々で混沌としていて、短命、自己満足的なきらいのものや、中には首を傾げざるを得ない活動もある。
 例えば、里山保全にしてもわが「まつたけ十字軍」のように「痩せたアカマツ林」再生を目指すところもあれば、「栄養豊かな?広葉樹林」を目指すところもある。里山の地勢によって保全・再生の方法論や目指すゴールも違って当然だとは思うが。
 森林がCO2吸収削減に「効果あり」とする主張がある一方で「効果なし」とする議論もある。「自然・環境を学ぶ施設」を「莫大な金を遣い、自然・環境を壊して作っている」ような?の付くところもある。

 「もう少し協議・協力・調整し合える場があればもっと大きな力になるだろうに」と思っていたところで、タイムリーではある。ただ一つ気になるのは、事務局となっている「(財)水と緑の惑星保全機構里地ネットワーク」。やっぱり環境省の天下り先?