紹介状を書いてくれた病院から直接 公立病院に予約を入れてくれましたが

人気の病院らしく初診は1ヶ月待ちでした。


大きな病院でビックリしましたが、これだけ大きいなら大丈夫だろうと

なぜか安心感もありました。


最初は大量の問診表に記入。

その問診表を見ながらの看護師さんと面接。


ここの看護師さんは胞状奇胎の抗がん剤にも詳しくてビックリしました。

いままで看護師さんは胞状奇胎すらしらない人もいたので。。。


手術だけなのか、不妊治療もするのか?と言う話になり

(子宮鏡検査をした前の病院で不妊治療するのか?)

胞状奇胎の経過観察もしてもらいたいのでここの病院で不妊治療もすることにしました。


先生とはなして一通りの不妊治療の検査をやってから治療方針を決めましょう、と言うことになりました。

1周期の間に卵管造影、子宮鏡検査、ホルモン検査など盛りだくさんでした。

抗がん剤をしてるので卵巣の卵子を作る能力がどれだけ残ってるかを

血液検査で診てみましょうと言う話にもなりました。


自分の体で気になってることに子宮内膜の薄さ、生理の量の少なさがありますが

もう一つ卵巣の力もすごく気になっていたことだったので

この病院に、先生に任せてみようと思いました。


旦那さんの検査もあるらしく、本当に旦那さんには申し訳ないと思います。

平日しか病院はやってないので仕事を休んでもらわないといけない。

たぶん旦那さんには何の問題もないのに。。。。


検査、検査が始まります。

後ろを振り返っても仕方がないことなのはよく分かってるけど最近思うことは

胞状奇胎になったときも、肺に転移したときも、抗がん剤が効かなくなったときも

抗がん剤で吐いたり、脱毛したりしたときも

この試練を乗り越えたら母親になれる、この試練を乗り越えたら。。。。

と思ってました。

実際に乗り越えることができたし。。。。

でもまだ試練は続くみたいで。。。。


癒着が分かって妊娠が難しいと言われて

張り詰めてた物が切れました。

妊娠するために、葉酸を摂取しコーヒーも止め、アルコールも止め、

体を冷やさず、運動をする。。。

でも体作りぜ~~~んぶやめました。

手術するまでは無理だろうとあきらめがあって。。。。



前の病院では一言も癒着してるかも、とは言われませんでした。

ソウハの手術は前の病院でしました。


もっと早く転院してたらもっと早く分かってたのかな~。

子宮鏡検査をしてくれた先生は1周期診てくれただけで

内膜が癒着してるかもしれないと疑い検査をしてくれました。


抗がん剤の治療をしてくれた先生は

胞状奇胎の抗がん剤には不慣れな感じで、

ソウハの手術をしてくれた先生は胞状奇胎の抗がん剤には詳しかった。。。。


逆なら違ったのかな~。。。。


後ろばかり振り返ってしまいますが

振り返って泣いても前の体には戻らないんだから前を見るしかないんだな~。

生理から10日目くらいに子宮鏡検査となりました。


子宮を柔らかくする筋肉注射と痛み止めの座薬を入れられて検査開始。


生理食塩水を入れながら子宮の中を小さなカメラでのぞきます。

(先生は胃カメラの子宮バージョンです、と説明してくれました。)


カメラの映像を先生と一緒に見れるんですが

そこに映し出された光景は私の想像を超えてました。


子宮の入り口に癒着があってカメラが入らない。

癒着部分は白い色をしてましたが小さな小さな穴が二つあいてました。


それを見た先生「生理はちゃんとありましたか?」

私「ありましたけど、すごく少なかったです。」

先生「でしょうね。小さい穴にカメラが入るかやってみますね。」


一生懸命、小さい穴にカメラを入れてくれようとしましたが、

癒着がひどくてカメラが跳ね返されてました。


しばらくして先生「ゾンデをいれてどこまで入るかやってみますね。」

恐らくカメラより細いゾンデを入れたみたいですが入らなかったみたい。


何をしても結局カメラは入らなかったみたいで、そのまま終了。


しばらくして説明がありましたが癒着がひどくて子宮の中まで見れなかったこと、

恐らく入り口から癒着してるので、中は見れなかったけどこの状態では妊娠は難しいこと、

手術ではがさないといけないが、ここの病院では無理なこと。などなど。


予想通りではありますが、癒着の状態があまりにもひどいのにびっくりでした。


紹介状を書いてもらいました。

紹介先は公立の総合病院で不妊治療に力を入れてるところみたいです。


検査の最後に先生に

「ソウハ手術をした人みんなが癒着するわけではないのに、どうして私は癒着したんですか?」

と聞きました。

先生は「胞状奇胎でソウハ手術の回数が多いこと。

そのあとに、抗がん剤などをやったことも関係あるかも。」


なんだか納得いかない説明ではありました。

抗がん剤しても妊娠、出産した人はいるのに、どうして自分だけ?という疑問は拭えませんでした。