さて、前回は吹奏楽部でのコントラバスの扱い、特に楽器のメンテナンスのひどさについてお話ししました。

でもね、まだまだあるんですよ。
残念なことに、話は尽きません(; ̄ェ ̄)



吹奏楽部でのコントラバスの扱いについて。
続いては、唯一の弦楽器としての

所在のなさ!!!


そう、吹奏楽といえば
フルート、クラリネット、サックスなどの木管楽器と
トランペット、ホルンなどの金管楽器
そして打楽器に大きく分かれています。


そうやって大きくグループ分けするとき、コントラバスはいつも


仲間はずれ!!!!(つД`)




木管楽器グループにも、金管楽器グループにも、はては打楽器グループにも属せないこの切なさ。
そういうときたいていの学校では
テューバ、ユーフォニアムと一括りにされ…
いやいやこの言い方は失礼ですね。
低音の金管楽器グループに仲間に入れてもらい、やりすごすのです。


したがって、木管楽器分奏と金管楽器分奏では、金管楽器へ分類されてしまいます。
そう、あの大音量のラッパ群と一緒にされて自分の音が聴こえない………(>_<)

せめて木管楽器分奏に参加させてもらえれば!もらえれば~~!!
と何回思ったことでしょう。


そんな切ない分奏を経て、さて全体で合奏!となったとき

チューニングする音は


「B♭」


……………うん。


これ、後でまた詳しく説明しますが
吹奏楽では全体の音合わせ、チューニングをするときにはB♭(シのフラット)で合わせるところが多いんです。
B管の楽器が多いため、基本となる音がB♭となり、管楽器の人たちは合わせやすいんですね。



しかし我らがコントラバス。
基本となる音、開放弦はG・D・A・E(ソ、レ、ラ、ミ)
フラジオレット奏法(また詳しく説明します)を使って取る通常のチューニングの音は「A」ラの音なんですよね。

…….かすってもいない「B♭」の音。


管楽器と違い、弦楽器の私たちにとってB♭の音でのチューニングはとても難しいことなのです。


「A」の音でチューニングをしてくれる吹奏楽の団体や指揮者に出会ったら
ああ、ちゃんと私たちのことも考えてくれているのだなあ。と
とても嬉しくなります(*^_^*)



合奏において、指揮者に注意されることは、決まって

「コントラバス、もっと大きく!!!」

もしくは、

合奏の時間中、一度も何も言われないで終わった。(つまり総スルー。。。)


切ないですね。
私たちの存在意義って何??(;_;)
と悲しくなります。

実際、このように悩んでしまう生徒さんも多いでしょう。

でもね、安心してください。

吹奏楽部におけるコントラバスの役割、ちゃんとあるんですよ!!!
コントラバスにしかできない、とっても大事な役割です。


ちゃんと分かってくれる指導者、指揮者もいらっしゃいます。
だから、安心してくださいね。

きちんとコントラバスらしい響きを出せるようになると、音は見違えるように変わります。
このブログを通して、少しずつ、コツや基本を紹介していきますね。



今すぐ解決したい悩みや疑問、レッスン指導のご依頼などは、お気軽にメッセージください(*^_^*)
吹奏楽部でコントラバスを弾いているあなたに、少しでもお役に立てますように。

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