鹿児島水族館を出て、今度は俺がわがまま言って、行ってみたかった知覧を目指しました。



想像しなかったのですがめっちゃ山道。勝手に鹿児島って平野っぽいイメージでしたが、道中ずっと山道だったなー。
山の上から桜島をのぞむ。絶景やのう。そう言えば九州の人運転荒い。車線変更と車間距離恐怖です。最後には慣れたけど、、、



知覧到着。お茶の産地なんだね。あまりガイドには載って無い、来なきゃ気づかない情報。


まずはお昼ご飯。
知覧パラダイスとゆう、ちょっとアレなネーミングセンスのレストランへ。名前で決めました。割と修学旅行とかで団体のお客様が使うレストランみたい。超広いし、お客さんも沢山。繁盛してました。


といのずし、と言うメニュー。ずしは寿司じゃなくて雑炊の事。知覧ではお祝いの席とかで食べられるメニューです。雑炊、見た目に比べてかなり力強い味で美味しかった。


腹一杯になったら知覧特攻平和会館へ行きました。

知覧は特攻隊の基地があった場所で今はその場所に平和会館と称して、特攻隊の貴重な資料や当時の服や小物などが展示されてます。


全然蕾にもなってませんが桜の木が沢山植ってます。桜のシーズンに来たら、きっと帰りに泣くと思います。



これは特攻隊を題材にした映画で使用したレプリカ。

これは自衛隊の練習機みたいです。



中に入ります。ロビーとこの零戦は撮影可能でした。
これは出撃後、機械のトラブルで海に墜落したのを引き揚げたやつみたいです。


無言の圧力に押し潰されそうです。



死ぬ為に座る椅子。めっちゃ狭いな。沢山の穴は限界まで軽量化してるからなのかな?張りぼてだよね。


中に入ります。中が撮影禁止なのは特攻隊の隊員だった人の写真がずらっと並んでるからです。その下にその人が書いた手紙や遺書、時世の句などが置かれてる。なので、それをどんな人が書いたかわかる構造になっています。


国の為、家族の為、これから死にに行く時、いったいどんな心境なのか?後ちょっとでいなくなる自分と対峙した時、どんな言葉が出るのか?そしてそれは本心なのか?

正直、何回も眼鏡を外して拭わなきゃならなかった。小さな子を持つ親としての自分。子としての自分。考えさせられました。美しい魂の結晶の様な彼らの悲しい結末。考えなきゃ。


当時の常識は今からしたらかなりの非常識になってます。誰も国の為に死なねー。じゃあ20年後は?いまの常識は大丈夫?疑ってる?そんな事を考えてました。もちろん退屈そうに悪戯ばかりして全然集中させてくれない息子ちゃんに平和な未来を見せなくちゃいけない。その為に20年後の常識も真っ当なやつにしとかないとなー。

鹿児島行くなら知覧。是非訪れてください。



ちょうど知覧の事を書いたブルーハーブの曲。くっそ名曲。