*corocoro*

観て来ました。
『おと・な・り』

何だろうなぁ。
大きな事件が起こるわけでもなく、派手な展開があるわけでもなく。
淡々と時が流れて行く感じ。
主人公の二人が、同じアパートの隣部屋同士だが会った事がない。
お互いの部屋から聞こえてくる「音」で存在を知ってる。
ストーリー展開の中で、会いそうで会わない。
ちょっともどかしくドキドキしたり、お互いの日常に起きる事や会話がクモの糸程の細い伏線で、後で少しづつ取り巻く環境や人間性が見えてくる。
派手じゃないし、これ覚えておいて!と言う伏線のはり方でもないのは見事でした。
始まってすぐに、フラワーアレンジメントのプロを目指すヒロインが、働く花屋で弱った花をなかなか捨てる事が出来ない新人さんに「少しでも弱った花は捨てる」と容赦なくゴミ箱に捨てるシーンがあるんですが。
新人さんは捨てられた花を拾い「ぼく!持って帰ります!」と他のバケツに入れなおします。
その様子を呆れ顔でヒロインの七緒が見ているんですが、私は花を大事に出来ないでフラワーアレンジメントを極められないだろうに…と、この時点で七緒が嫌な子に思えました。
まさかこれが後であんな伏線になっているとは。
日常に有り得る事と、隣部屋同士の奇跡みたいな触れ合いが、観終わった後にほんわか気分になれる映画でした。

まぁ好みにもよるでしょうけど、私は嫌いではないですね。
岡田君も「かっこいい~」と思わず言ってしまうような存在ではないく、ジワジワかっこいい感じ(笑)
映像も手持ちのカメラワークが最初は少し気になりましたが、すぐに気にならなくなりました。
映像のトーンも落ち着いた色調なので、癒される感じはありました。
終わっても、エンドロール中に音声だけで『その後』が展開します。
席を立たない様に(笑)

岡田准一写真集 「おと な り」/山田 大輔

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