さて(笑)。
あまりに長くなりそうなのでちょっと分けた。

上映された順番が正確かどうかが分からなくなってるんだが。
次が確か音尾君の『神居のじいちゃん』だったと思う。
もうとにかく泣かされた!!
まさか、このフィルムツアーで泣かされるとは思っていなかったので、本当にやられた~!って感じです。
いい話だった!
脚本監督の音尾君自身は、この映像には出演していません。
NACSからは森崎リーダーだけで、あとは他の役者さん達で撮影されています。
物語は1人の女性(由美)が通っている大学のある東京で暮らしていてふるさと旭川に、祖母の13回忌に帰郷している間の出来事。
13回忌の法要が済んだ所で、祖父の勝次がいつもの様に出掛けて行くのに気が付いた由美は、暇つぶしに自転車を引いて付いて行くんですね。
勝次は毎日、数キロ離れた「神居古潭」まで、以前汽車が走っていた路線が廃線後に作られたサイクリングロードを歩いているんだけど、その日はトンネルを抜けた所で、チェーンが外れた自転車を必死で直そうとしている父親(和夫)と娘ひなたが居る。
ひなたは道ばたで無心に絵を描いているんだけど、父親の自転車のチェーンを直して立ち去ろうとする勝次を追いかけて手をつないで付いて行こうとする。
そこで父親も共に4人で神居へ向かって歩き始める。
所々でひなたは「おえかき」と言っては絵を描き、由美は「こうやっておばあちゃんも絵を描いていたのかな」と勝次に話す。
祖母の春枝は神居の先のトンネルを抜けた所に倒れている所を発見されるが死亡していた。
勝次は自分が一緒に居れば助けられたかもしれないと、その事をずっと悔いて毎日歩いていると、由美は和夫に話して聞かせるが、その間にひなたの姿が見えなくなってしまう。
必死で探すがひなたは見つからない。
「トンネルの向こうは?」
由美の声に真っ先に走り出す勝次は、走りながら春枝を見つけた時の事を思い出していた。
トンネルを抜けると、春枝と同じ様に、描いた絵の中にひなたが倒れているのを見つけ、思わず「春枝!」と駆け寄る。
気が付くひなたは「ありがとう…。会えて良かった」とつぶやくと、また倒れ込んでしまう。
父親の和夫がひなたを抱き起こすと、急に人が変わった様に泣きじゃくり始めた。
帰宅した由美は、仏壇に供えてあった春枝の描いた絵を目にする。
するとひなたが描いた絵は春枝の描いた絵に良く似ていて、最後にめくった黄色い花の絵のひなたの絵には「お父さん。おしごとごくろうさま。」と書かれていた。
東京へと戻る由美は、春枝の描いた幼かった自分の絵に添えられた言葉「由美ちゃんの笑顔はみんなを幸せにするね」に微笑んで空港へ入って行く…という話。

とにかく途中で涙が出て来て困った(苦笑)。
この勝次を演じていたのが夏八木勲さん。
寡黙で静かな和夫を素晴らしく演じていて、更にひなた役の大野百花ちゃんがいい!
13回忌のその日、勝次に会いたくてやってきただろう春枝が、ひなたの身体を借りていたんだろうと分かる演技を見せてくれて、本当に上手かった。
そして音尾君の脚本もいいよな~。
「音尾のくせに~」って感じだったわよ(笑)。
あのサイクリングロードもとても素敵で、かなり行きたくなったわ。