私が就職したい理由って・・・って考えてたら「旅行に行きたいから」「自由に使えるお金がもっとほしいから」「将来のための貯金したい」「赤字家計の補てん」とかなんだけど、どれもはっきりいってまるで

         自分の贅沢のため!?

 に聞こえてしまう・・・

 なのに、主人やお父さん、世の中の家庭を持つ男の人たちは

         生活のため、家族のため

 なんだよねえ・・・
 
 主人は私からおこずかいをもらっている。足りない時は私に一生懸命お願いをして、私にブツブツ言われながらやっともらえる。

 でも、でも、このお金は

         主人が稼いできたお金なのに・・・

         自分で稼いだお金なのに・・・

 なのに、私にしっかり握られて、自由なお金がぜんぜんない・・・
 かわいそうなだんなさま・・・ 毎日お仕事に行って大変な思いをしているのは主人なのに・・・

 男の人って、学校を卒業してからず~~~~~っと毎日働き続けなくちゃいけないんだもんなあ・・・
 私みたいな専業主婦的ごきらく、のんびり、ぐうたら、な日が続くなんて定年までないんだもんなあ・・・

 そう思うと、お父さんなんてもっとかわいそうになってきた。
 
 私、大学は理系の私立で、県外の都会に一人暮らし。途中に「トイレとお風呂が別々のとこに引っ越したい」なんてわがままを言って引っ越しをさせてもらい、卒業旅行のお金も借りたまま結局踏み倒し、ほんと今考えたらお父さんのすねをかじりっぱなしだった。

 お父さんは中堅の会社の普通のサラリーマンで、業界的に不景気になるずっと前から不景気な会社だったからそんなにお給料もらってなかったはず。お父さん、自分はいっつも安い服きて、のびた靴下はいて、贅沢とか自分の為にお金使うなんてことが1ミクロンもなかったように思う。私のために自分は我慢してたんだろうなあ・・・ そしてそうやって一生懸命育てても嫁に行ってしまう・・・


 なんか、本当にお父さん、本当にごめんなさい。

 お父さん、本当にありがとう。


 お母さんも働いていたけど、自分のためにも使ってたもんなあ・・・

 家を建てるときはお母さんの貯金も使っただろうけど、ローンはお父さんが払ってたし、光熱費とかも全部お父さん、食費もだいたいお父さん・・・(スーパー行くのもお父さん・・・ご飯作るのもお父さん・・・洗濯するのもお掃除するのもお父さん・・・全部だいたいお父さん・・・)

 ああ、お父さん!!お父さんにはいつまでも元気で幸せでいてほしい。もちろんお母さんも!!
 
 お父さんお母さんの老後は私にまかせて!!!


 私達夫婦にはまだ子供がいないけど、子供が親のありがたみを知るのってまだまだ先というか、ずいぶん大人になってからなんだろうなあ。

 まず最初に高校を卒業して、大学ではじめて一人暮らしをしたとき。おうちに帰って電気がついてる、ご飯がある、お風呂が沸いてる、なんて当たり前だったことが当たり前じゃなくなって、時々実家から送られてくる荷物の中の食べ物に、手紙に、感激したり。

 次に結婚した時。お嫁に行って自分が親に大切にされてたってことを思い知る。実家が一番って感じる。お母さんの、お父さんのごはんがすっごくおいしいと思う。

 次は・・・ 自分に子供ができたらなんだろうなあ・・・

 仕事もしたいけど、やっぱり子供がほしいなあ・・・子供がいる人ってやっぱり人間としてもっと大人というか、他人に対する思いやりや自分自身の強さがパワーアップしてると思う。人間的魅力も。

 明日、昨日の面接の結果がわかります。仕事、決まったら、お給料は自分のためだけじゃなく、いつもがんばってくれている主人に、これまで育ててくれたお父さん、お母さんのために使おう。(新卒の初任給の時に何もしてないような気がする親不孝な私・・・)