
将棋の第63期王位戦七番勝負が28、29日に2日制でスタートする。第1局を前に、藤井聡太王位=竜王、叡王、王将、棋聖=と挑戦者・豊島将之九段が27日、対局場の愛知県犬山市「ホテルインディゴ犬山有楽苑」で入念に検分を行った。
ともに愛知出身の両雄は昨年、叡王戦(藤井奪取)、王位戦(藤井防衛)、竜王戦(藤井奪取)とタイトル戦で3度、相まみえた。王位2度目の防衛と3連覇がかかる藤井は、昨期の王位戦を振り返り「内容的に押されて苦しい将棋が多かった。序盤が課題」といい「豊島九段とは今年に入って対戦がないので、昨年までとは勝手が違った戦いになるのかなと思います」と気を引き締めた。
一方、昨年は開幕局を制したものの、その後4連敗を喫した豊島は「今年に入って新しい気持ちで将棋に取り組めている。タイトル戦にもし出られても、時間がかかるのではと思っていた。うれしい思いを盤上に出して、いい将棋を指せたら」と気持ちを新たに五冠に挑む。