8月11日(日)10時30分~12時、NHK杯将棋トーナメント1回戦最後の対局、藤井聡太七段(17歳)-阪口悟六段(40歳)が放映されました。
NHK杯はファンの注目度の高い棋戦です。
藤井七段はデビュー以来3年連続の出場で、今期は前年度に朝日杯、新人王戦などの実績があるためシード。
一方の阪口六段は予選で3連勝。NHK杯本戦には、初めての出場となります。
藤井七段と阪口六段は過去に2回対戦しています。
1度目は2017年6月。上州YAMADAチャレンジ杯2回戦で、持ち時間各20分、使い切ったら1手30秒の秒読みという棋戦でした。藤井七段に22連勝目の記録がかかり、大変な注目を集まっていました。
後手番の阪口五段(当時)が四間飛車からすぐに三間に振り直す作戦を取ったのに対して、藤井四段は角交換から手堅く指し進めます。
途中では藤井四段が優位に立ち、終盤までずっと優勢を保っていました。しかし阪口五段の穴熊での粘りが功を奏し、最終盤ではついに形勢が逆転しました。普段の対局では終始冷静に見える藤井七段ですが、内心のハートは熱く、実はかなりの負けず嫌いです。思わしくない展開だったためか、膝をパンと叩く仕草が見られました。
そして最後。阪口五段が正確に指せば勝ちという場面。阪口五段は魅入られたかのように、大落手を指してしまいました。阪口玉は3手詰。藤井四段が、奇跡のような再逆転勝ちを収めました。
2度目は2017年7月、棋聖戦予選。藤井四段の連勝が一段落した後でした。この時は阪口五段の先手で、中飛車に。結果は藤井四段の勝ちでした。
今期のNHK杯で、両者は3度目の対戦となります。藤井七段、冷静に勝利
将棋の藤井聡太七段(17)は11日、福岡市の福岡国際センターで行われた将棋日本シリーズ1回戦で、初めて和服を着て公式戦に臨んだ。公開対局で約4000人の将棋ファンらが見守る中、三浦弘行九段(45)に180手で敗れた。
黒の羽織姿でステージに登場した藤井七段は、客席から大きな拍手を浴びた。対局は横歩取りの戦型になり、序盤巧者の三浦九段がリードを奪い、藤井七段は終盤で追い上げたが、及ばなかった。対局後、藤井七段は「大勢のお客さんの前で指し、貴重な経験ができた。結果は残念だが、またこの舞台に戻ってきたい」と話した。