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生まれた時は誰でも同じ
ハダカで産ぶ声あげるのに
子供の時から、それぞれに
違った道を歩き出す
「学校の先生」 歌手:坂上二郎
Cover:東あき
1番
小さな町の中学校に
初めて来たのは春のこと
あれから幾たび、校庭に
桜の花は咲いたろう
教えた子供は数えきれない
安江は生徒会費も
なかなか払えない
貧しい家の子供でした
秋の遠足の時でしたが
私は安江のために
お菓子を少し
買っていったことがあります
彼女はお菓子の袋を持って
目にいっぱいの涙をためておりました
いまも忘れておりません
しかし今は元気に工場につとめ
夜は定時制高校に通っている安江
「生きていることは楽しい」と
この間来た彼女の手紙に書いてありました
2番
生まれた時は誰でも同じ
ハダカで産ぶ声あげるのに
子供の時から、それぞれに
違った道を歩き出す
わたしのちからじゃ
どうにも出来ない
孝夫さんは非行少年でした
悪い仲間と付き合って
学校にも、なかなか出て来ませんでした
私も何度か説教しましたが
聞くような子じゃありません
ところが、ある日
彼が何人かの少年にかこまれて
喧嘩しているところに出会いました
私は孝夫を、かばいましたが
映画のようにカッコよくはいきません
たちまち少年たちに
なぐられたり蹴られたりして
私は、のびてしまいました
「先生あんまりカッコつけるんじゃねえよ」
孝夫は、そう言って私に肩をかしながら
家まで送ってくれました
それからです
孝夫と仲良くなったのは
今でも時々家に遊びに来ます
運送会社に勤めているそうです
3番
小さな町の中学校に
いつしか月日は流れゆく
今年も近づく卒業が
蛍の光に送られて
巣立ってゆくだろう教え子たちが
洋子(ひろこ)と言う子は
大変頭が良い子でしたが早く死にました
結婚をして分れた子もいます
酒場づとめをしている子もいます
大学受験を三回も失敗した子もいます
どうも幸せな子よりも
不幸(ふしあわせ)な子のほうが
よく覚えているようです
考えてみると
人間っていう奴は
誰だって多かれ少なかれ
不幸せを背負って生きているようです
より良い明日を願って
一生懸命生きているもののようです
みんな負けるなよ
みんな負けるなよ・・・・・・と
私は、そっと呟くだけです
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