連続小説
『コロちゃんが行く』・・・そのはち・・・
『おばあちゃん!!』
『あったよ!!』
『100円あったよ!!』
『あれっ??おばあちゃんが、いない??』
ゆうこりんは、両手をグーにしながら歩いてきた
スカートの裾が少しめくれている
自分で気がついて直しながら
『コロちゃん、ゴメン!!』
『トイレ行ってたんや』
『そっか』
『ホラ100円あったよ!!』
『コロちゃん、ありがとお』
『あきらめようと想うとったけどあきらめなくて良かった』
ゆうこりんは目をウルウルさせて喜んでいる
そんなに100円を強く握りしめなくてもいいのに・・・・・・
おいらは想った
まるで四国の石手寺みたいだ
手が開くのか~い
ココロの中で、そんなギャグを飛ばしていた
『コロちゃん、ほんまにありがとね』
『にわか雨が降りそうやから先に帰るから』
『また・うちに遊びに来てな』
ゆうこりんは、実に機嫌がいい
機嫌のいい時は、いつも鼻歌を歌っているから
スーパーの入り口で
ゆうこりんは、立ち止り振り返って2回うなづいた
ハッピーエンドは気持ちいいものだなぁ
と、おいらは・ゆうこりんの後ろ姿を眺めていた
次回・・・後日談・・・につづく
小説はフィクションであります・ご了解願います

