考えてみた。


手術をして、今迄の様には生活出来なくなるのが嫌だ。
味覚もなくなり、食べる楽しみすら奪われるのは嫌だ。
周りに迷惑をかけながら生きるのは嫌だ。



それならば潔く死を受け入れよう。





そう言って治療を拒んだのだ。





今、気切され、自分で吸引を行い
身体がだるく
もう、好きだった釣りにも行けなくなってしまった。





きっと、彼の中では、もう、人生が終わっていたのだろう。




精神的には
既に幕を閉じていた。


だが、身体はまだ辛うじて生きていた。



だから、身体にも幕を閉じてあげた。




きっと、彼の中では
それだけの事だったのではないだろうか。。。





最後に

彼が追い続けた

雄雄しく美しく

そして見たこともない程に大きな魚体を

その目で見て見たかったのかもしれない。







それが彼の選んだ生き様なら

それでいい。