10月28日に続いて、11月6日もサントリーホールに行ってきました。

今回はこちら。

 

 

ジョセップ・ヴィセント指揮 
スペインADDA交響楽団 
ピアノ:マルティン・ガルシア・ガルシア

 

<演目>

 

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op. 21

・・・・・・・
ビゼー:カルメン組曲
ラヴェル:ボレロ

 

 

 

以下、勝手な個人の感想ですので、悪しからず。

 

ガルシアさんは、前回のショパン国際ピアノコンクールで3位に入った方。この日の演目の、ショパン ピアノ協奏曲第2番をどのように弾くのか、とても楽しみにしていました。そして、ガルシアさんも、指揮者の方も、今回の交響楽団も、スペイン。

前半は、もしかしたら日本のファンのための曲目だったのかも、という私の勝手な想像ではありますが、弾く人によって、あるいはピアノによって、あるいは合わせるオーケストラによって、こんなにもまた違った雰囲気のピアノ協奏曲になるんだなあというのが、感想です。

そして、演奏中の表情を拝見しながら、その魂のこもった演奏や思い入れがこちらにも伝わってきました。オーケストラの演奏はピアノを引き立てるためのような演奏で、ファツィオリのピアノの音が、私が今までよく耳にしていたスタインウェイの音色とは違う世界観を醸し出しているように感じました。

 

アンコールは、きっと会場の皆さんも聞きたかったであろう、ショパンの英雄ポロネーズ。こちらも圧巻でした。

 

 

休憩を挟んで後半は、スペインらしい曲目と演奏。

「カルメン組曲」有名ですよね。今でも覚えていますが、大学の時に「比較文化概論」という授業を取っておりまして、その時にオペラをテーマに1年間授業が行われたのです。オペラの良さを初めて知って、そして初めて授業で見たのが、まさに「カルメン」でした。こんなにオペラっておもしろいのね!と感激して、そのあと、フィガロの結婚、セビリヤの理髪師と、立て続けに授業で学んだのをついこの間のことのように覚えています。

前置きが長くなりましたが、前半とは打って変わって、指揮者の方やオーケストラの皆様の演奏が、水を得た魚のように、生き生きと躍動感溢れる雰囲気で、聞いているこちらも、音楽の世界観に一体となるかのよう。。。音楽って素晴らしいですね。

 

次の、ラヴェルのボレロ。

これも有名すぎるので、曲を聴けば、ああこれね、と誰もが知っている曲。少しずつ、ゆっくりと、ゆっくりとフィナーレに持っていくところ。だんだん、気分も乗ってきて、そろそろだよね、と気持ちを高ぶらせながらのフィナーレ。

 

今回の交響楽団はまだ若い楽団だそうで、スペインらしい、陽気で朗らかで、親しみやすい雰囲気。躍動感やダイナミズムに溢れた、そんな印象を受けました。コンサートマスターの方は、なんと日本人女性。それも驚きました!そして、指揮者の方の言葉を大きな声で会場中に伝えてくださいました。

初日から大盛況で、温かく日本の皆様に迎えてくださって、とても感激しています。日本が大好きです、とのこと。

 

音楽で会場中も盛り上がって、オーケストラのアンコールに3曲も演奏してくださったのでした。本当に、こんなに会場中が温かい気持ちで、一体となるというのも、素晴らしい演奏に加えて、指揮者や演奏してくださった皆さんの温かいこころがあってこそ。あの場に入れて、とても幸せな気持ちでいっぱいになりました。

指揮者の方、何度も声援に投げキッスで応えていらっしゃいました(笑)

そういう感じ、いいですよね、私、大好きです。

あの日、会場にいらっしゃった皆さん、きっと同じように幸せな気持ちで帰路に就かれたことと思います。

 

 

アンコール

(ピアノ)

ショパン:ポロネーズ第6番「英雄」op.53

 

(オーケストラ)
マルケス:ダンソン第2番
ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」より序奏
ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」より終幕の踊り