ナショナルギャラリー2回目を見終えて、Waterstone書店で、ランチを兼ねたティータイム。
さて、特に予定はないからどうしようかなと思って、ナショナルギャラリーの横を歩いていたら、そうだ!ナショナルポートレートギャラリーもあるんだった!以前見たことはあるけど、時間もあるし、行ってみようかなって、ふらっと入りました。
正直、肖像画だし、前にも来たことあるしって、期待していなかったのです。
しかし、奥深かった。。。人物の奥に見えるその人の人生までもが、一枚の作品から伝わってくるのです。特に気になった作品をカメラに収めまさした。
モホーク族の指導者
アメリカ独立戦争の時代に、イギリス側の重要な同盟者として活躍した人物。
彼は、モホーク族の伝統を持ちながら、英国社会とも交渉し、二つの世界を行き来した人物とのこと。だからこの肖像画も、「異国の人を描いた珍しい絵」ではなく、二つの文化の間に立つ人物として描かれているのだそう。力強い眼差しが印象的でした。
柔らかな表情が印象的。当時人気のあったモデルであり、社交界の華でもあった、Emma Hamiltonのポートレート。穏やかな光を纏ったかのような白い布が、全体の雰囲気だけでなく、見る側をも包み込んでくれているようです。
こちらは、児童文学作家として有名な、Ronald Dahiの肖像画。「チャーリーとチョコレート工場」や、「マチルダ」を書く前の、第二次世界大戦中の、英国空軍時代だそう。実は、ムートン付きのフライトジャケットに目が留まりました。実用品として使い込まれた、まさに第二次世界大戦中の、生きていくのに必要であった、そんなフライトジャケットから伝わってくる、その人の人生。肖像画の、その一枚に込められた、その人の背景までが伝わって来ます。今までは、こんな見方をしたことも無かったので、新たな発見でした。
実はポートレートって、見る側の人生経験が反映されるそうです。若い頃は、誰の絵か、しかわからなかったけれど、人生経験を重ねるにつれて、ポートレートから、その人の奥にある人生や生き様を感じ取れるようになるんですって。
だから、今回は、今までと違う鑑賞の仕方ができるようになったんだと納得。
ノーベル文学賞を受賞した詩人 Seamus Heaney
スーツの深いオリーブグリーンや、ネクタイの深いブルー、背景のグレージュ。派手な色は使われておらず、それでも雰囲気があって、静かな豊かささえ伝わってくる一枚。
良いもの、色の組み合わせをたくさん見て、
審美眼を養う。
大切ですね。
こちらは、ポールスミスさん。ポーズの取り方に個性が表れている気がします。
最後にこちら。
この方は贅沢な暮らしを好み、3回も破産を経験した人物。だから、虎の皮、葉巻、部屋の調度品にも、贅沢さが描かれている、そんな面白さ。
ポートレートと一口に言っても、一枚一枚に、その人の人生、生き方、好みが描かれていて、非常に興味深い時間を過ごしました。
ナショナルポートレートギャラリー。本当に行って良かったです。深い。
思いがけず、心豊かな時間を過ごして外に出ました。ロンドン、味わい深い街です。本当に。








