まだ街が本格的に動き出す前の静けさが残る時間。開館と同時に、久々にアーティゾン美術館に行ってきました。夫はこの日は仕事につき、私一人で。自分ひとり、ゆったり鑑賞できるって、贅沢です。
今回開催されているのは、こちら。
アーティゾン美術館で開催中の「彼女たちのアボリジナル・アート」展は、日本初となるアボリジナル女性作家に焦点を当てた大規模展覧会です。
こちらの展覧会は、「7名+1組の女性作家による52点の作品を展示していて、世代や地域を越えた多様な視点が交差した作品が並んでいます。オーストラリアの先住民に脈々と受け継がれてきた伝統文化と現代的な表現が融合して、アートを通じて歴史とアイデンティティを問い直している、そんな内容です。
バティック、ジュエリー、編み物、映像、彫刻など、従来の美術の枠を超えた表現が並び、また、都市部出身の作家と、伝統文化が根付く地域出身の作家が並び、アボリジナル・アートの現在地を浮かび上がらせているところが興味深い内容でした。さらには、 歴史資料や自然素材を用いた作品もあり、過去の痛みや記憶を繊細に掘り下げる表現が印象的ででもありました。
一部を除いて撮影可能でしたので、気になった作品をいくつか。
こちらは、ミュージアムショップで、大判のハンカチやバッグなどに商品化されていました。
こちらの作品は、アボリジナル・アートに特有のドット・ペインティング技法を用いた抽象画で、色彩の点描が織りなす視覚的なリズムと深い象徴性が特徴だそうです。 無数の色とりどりの点や筆致が重なり合い、土地・記憶・精神性を表現しています。とても心に響いた作品です。
ほかにも映像作品など、様々な視点から、オーストラリアの先住民の方々が辿ってきた道が紹介されており、中にはとても心が痛むものもありました。
とはいえ、独特の世界観や芸術性はとても素晴らしく、鑑賞してよかった展覧会でした。
日曜日の朝一だったらかなのか?
とても空いていて・・・好きなだけ、ゆっくりと鑑賞できたのも良かったです。自分には馴染みのない内容であっても、やはり足を運んで作品に触れることで感じられるものがありますね。
続いて、こちらも鑑賞してきました。
というよりも、実はこちらにお目当ての作品があり、今回足を運んだのでした。
多くの所蔵コレクションの中から、ハイライト。こちらも、かなり空いていたので、自分のペースでゆったりと鑑賞出来てラッキーでした。
そして、今回私がどうしても、どうしても見たい!と思っていた方の作品がこちら。私が一番大好きな画家の方の作品が、最後のお部屋の壁をずらりと囲むようにして展示されていたのです。。。本当に、本当に、心からの感動。
その中でも一番大好きでお目当てだったのがこちら。。。
ザオ・ウーキー
07.06.85
1985年
油彩・カンヴァス
この1枚さえ見ることが出来れば、それだけで大満足。
同じ展示室には、ほかにも、この方の作品が並んでいました。
ザオ・ウーキー
風景 2004年
油彩・カンヴァス
こちらも、先ほどとは色彩は異なれど、この方の世界観が存分に表現されていて、心に響きました。
ザオ・ウーキー
10.03.76
1976年
ザオ・ウーキー
10.06.75
1975年
以前、こちらの美術館で、抽象画展を開催していたのです。あまり、それまで抽象画には馴染みが無くて、興味もない中で行ってみたら、企画内容が素晴らしくて、抽象画の魅力にすっかりはまってしまいました。その時に出会ったのが、この方の作品。画像の1枚目。見る人によって、さまざまに受け取ることが出来るとは。
静かな日曜日の朝、まだ人気の少ない美術館でのひと時。
心にたくさんの栄養をいただきました。
来週9月17日からは、国立新美術館で「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」が開催されるので、そちらも時間を見つけて行ってみたいと思います。
明日から三連休。
素敵な週末になりますように。









