ミューザ川崎シンフォニーホールで月替わりで行われるピアノリサイタルでは、世界で活躍している素晴らしいピアニストが演奏を行う「夜ピアノ」というシリーズが11月から3月まであり、12月18日(水)に行ってきました。
仕事を早めに切り上げて、ミューザ川崎へ。
その前にラゾーナ川崎に入っている丸善カフェで、ケーキセットを食べておなかを満たしてから、いざシンフォニーホールへ。
サントリーホールの響きも素晴らしいですが、私はミューザ川崎シンフォニーホールでピアノを聴く方が好きです。音の響きや聞こえ方は、サントリーホールよりも上なのではないかとさえ思うほど。個人的な感想ですが。。。さらに舞台も近くて、孤を描く会場は、2000人ほどの規模で一体感も生まれるように思えます。
バタバタしていて、この日の曲の予習も出来ず。
どんな曲だろうと、少しドキドキしながら席に着きました。
ブラームス:3つの間奏曲op.117
ラヴェル:夜のガスパール
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(途中休憩)
ムソルグスキー:展覧会の絵
がしかし、一曲目の最初の出だしから、ふーっと心に優しく入り込むピアノの音に自然と涙が溢れました。優しい・・・あまりにソフトなタッチの、繊細で美しい音色に完全に引き込まれました。まるで、鍵盤の上を指が滑るような、そんな風にさえ思える音。
予習をせずに行ったので、どのような曲か知らないからこそ、逆に集中力が途切れることなく、というよりも、あまりにも演奏が素晴らしくて、気づけばもう途中休憩の時間。あっという間。
途中休憩のあとは、有名なメロディでおなじみの、ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」
前半の2曲も素晴らしくて最初から最後まで引き込まれましたが、「展覧会の絵」は・・・結構前にオーケストラで聴いたことはあったものの、ピアノで聴くのは初めて。あれ、この曲って、泣く曲だったかな??
次から次へと、まさに展覧会の絵を鑑賞しているような曲と、途中途中に入る、あの有名な「プロムナード」が場面転換の役割を果たしながら、曲が進むにつれて、どんどん心に響いて来るのです。あまりに素晴らしい演奏に心を揺さぶられて、途中から涙が止まらず。
こんなことって、なかなか無いのですが、フィナーレに近づくほどに感情の高ぶりが抑えられず。
最初から最後まで、ずっと引き込まれ、このまま終わらないで欲しいと願うほどに、素晴らしい演奏でした。一人で聴きに行ったのも、集中出来てよかったのかもしれません。
アンコールは3曲も弾いてくださいました。
あれだけの大作のあとなのに。
アンコールはこちらの3曲
リスト:2つの演奏会用練習曲より「小人の踊り」
ラヴェル:水の戯れ
バッハ(ジロティ版):プレリュード ロ短調
ラヴェル「水の戯れ」は、以前辻井さんのリサイタルでも聞いたことがありますが、弾く人によって、全然違いますね。とても繊細で美しく、気品に溢れたピアノで、終始うっとり。アンコール最後の曲もまた、心に沁みました。
行って良かったです。。。
本当に、素晴らしい演奏でした。最後は、スタンディングオベーション。またぜひ、この方の演奏を聴きに行こうと思います。
今年は特に色々なコンサートに行きましたが、ダントツで心に響きました。そして、心にたくさんの、たくさんの栄養をいただきました。まだ思い出しては、余韻に浸っています。


