食べ物への欲望?? | Registered Dietitian のつぶやき in the U.S.A

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現在アメリカ、カリフォルニアでRD(登録栄養士)として仕事中♪

カリフォルニア生活、仕事、様々な葛藤について報告していきます。

日本語にすると「食べ物への欲望」??になるのかなぁ。。。なんかぱっとしないけど、、、

英語でFood Cravingという言い方があります。


これは、何か特定の食べものをむしょうに食べたくて食べたくてたまらなくなる欲求のこと。

みなさんもこんな経験一度くらいはありませんか??


先月半ばに、アメリカ栄養士学会(American Dietetic Association)が開催され、初めて参加してきたんですが、そこで興味深い研究が紹介されてました。


アメリカでのある調査によると、若い女性の100%、若い男性の70%がこのfood cravingを経験しているとのこと。そして、このfood cravingは空腹感とは違うもので、脳の中のドーパミンとアセチルコリンの割合によって起こる状態らしいのです。


更に興味深いのは、これは薬物中毒に似たような状態だということ!!というのは、薬物中毒の人が薬を見た時に反応する脳の部位と、food cravingの時に反応する脳の部位が同じ。脳の「海馬」という場所だそうです。たしかに、薬を見てどうしてもほしくなってしまうという状態と、ある食べ物を見てどうしても食べたくなってしまう状態、対象が薬か食べ物かという違いだけですよね。


私自身も、体重を減らそうとしているときこそ何かをむしょうに食べたくなってしまったり、患者さんのカウンセリングをしていても、どうしても食べてしまうんだ、ということを何度も言われたりした経験があります。そのたびに、栄養士って栄養の知識を教えるだけじゃ患者の助けになれないなぁって思っていたんです。もっと心理学の部分の知識とスキルが必要だなぁって。


そういうバックグラウンドを踏まえて今回の発表があり、じゃあどうしたら食べずにいられるのか、という明確な答えは出ないにしても、お腹が空いていないのに食べてしまう環境要因だとか、その時の精神状態といったものに栄養士はもっと目を向けてその状況を回避する方法を患者さんと一緒に見つけていったらいいんじゃないか、という方向性が見えてきました。


そしてもうひとつ、これは女性だけの問題。月経周期後半の黄体期は統計的に摂取カロリーが高くなるそうです。これはみなさんある程度感じていることでしょうね。月経周期前半よりも食欲が増すんですよね。体重を減らそうとしているならばこんな時、実は体は空腹ではないんだ、脳が食べ物を欲しているだけなんだ、ととらえて、たとえばガムをかむだけにするとか、何か別のことをして気を紛らわすなんて方法が取れるかもしれませんね。


面白いテーマだなぁと思ったので、ちょっと紹介してみました。


最後にテーマに反して、今日の手作りデザート紹介♪


くみこ日記 in the USA-apple galette

りんごのガレットです。初めて作ったんですが、なかなか良く出来ました♪

りんごの甘酸っぱさがちょうど良いです。