先日、久しぶりに主人の母に会いに行きました。

主人の母は今は施設に入所しています。
去年の11月に背骨の圧迫骨折をして入院したら、急に痴呆が始まり、
その時は退院した後、少し戻ったのですが
今年の1月にまた足の付け根を骨折し入院。
痴呆はまた進んでしまい、施設にお世話になることになったのです。

主人には妹と弟がいますが、
妹は知的障害を持っており、
知能的には三歳児くらいでしょうか?

大人しい子  もう子じゃないけど   ですが、
自分の意思をうまく伝えられないし、
何も出来ないので、様々な手がかかります。
主人の母が施設に入るにあたり、
彼女もまた施設にお世話になることになったのです。

主人の弟は、
書類上の手続きとかがとても得意なので、
ヘルバーさんとのやり取りや
施設とのやり取り書類等、
すべてやってくれるので本当に助かります。

それをね、人に話すと何も知らない人は
弟さん、長男さんが何もやらなくて怒らないの?  とか、言ってくれちゃいます。

ほんとに人って
その場の自分の見えているところがすべてで、それだけで判断することがありますよね。

言っても仕方ないから、
適当に返事をしておきますけど……

私たち夫婦は、結婚して30数年、
主人の母と妹にはもうたくさん、出来ることはしてきたつもりです。
弟が知らないこともたくさんあります。

7年前にも主人の母は圧迫骨折をして
その時は手術になり、
入院している間は妹を預かり、
母が退院した後も暫くは二人を我が家で面倒をみました。

私は仕事をしながらの殆ど二人の介護状態だったので、もう最後はアップアップになり、これ以上続いたら壊れるところまできました。

どんな風に大変だったかは、
弟にも言いませんでした。

昨年の入院騒ぎの時は、
前回のトラウマがあったので、
妹をうちで預かるとは言えませんでした。

でもね、言わなければ、
他に道はあるものなんですね。
ヘルバーさんが短期の施設を探してくれて
お世話になることができました。

そこで、私がまた我慢をして、
うちで預かろうか?と言ったらそうなってしまったことでしょう。
でも、それはどうしても言えなかった。
言わなくて良かった……。

何も知らない人は
二人とも施設に預けて、なんて冷たい息子たちなんだろうと言うかもしれませんね。

言いたい人は言ってくれ!
そういう人は自分がやってみればいい。

私の叔母もお姑さんがひどい認知症になり、
10年?20年?かなり長い間介護をしました。
叔母もあまり自分の大変な事は人に話さない人だから、一部しか知らないけれど、
かなり壮絶だったようです。

私は叔母のようには出来ない。
でも、自分の出来る限度まではやったから
もうそれ以上は出来ない……。


こんな風に少しでも気にすると言うことは、
私の中に母たちを施設に入れた後ろめたさが
あるのかもしれませんね。

久しぶりにあった主人の母は、
足元がかなり危なくなり、
トイレもヘルバーさんが一緒に入り、

はじめは主人や私のことも分かっているようだったけれど、
そのうちにだれか他の親戚の人と間違えている話ぶりになり、
亡くなった自分のお母さんは元気かと言い……

そういう姿を見るのは私より主人の方がつらいだろうな。

ヘルバーさんの仕事ぶりには
感心するばかりでした。
本当に感謝以外ありません。

あんなに大変な仕事なのに、
それにみあった報酬ではないと聞きます。
多少改善はされたのかもしれませんが、
もっと良くなってほしいです。

どうして、認知症になるのかな?
昔もこんなにいたかしら?
食べ物の変化とか関係があるのでしょうか?